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学生時代に体験した、サークルの飲み会での話です。
サークルっていっても私はぜんぜん参加してなくて、仲のいい友達が中心メンバーで
夜中に急に呼び出されたんです。
夜遅いし断ろうかと思ったんですが私がひそかにあこがれてる男の子が来てるって言われて
つい断りきれなくて、友達の家に行ってしまいました。
で、行ってみたら女の子が5人と男の子が8人くらいいたんですけど、
もうみんな相当酔っててなんか下ねたで盛り上がってました。
私はお酒に強くないのですが、いきなり飲まされて結構クラクラしてきました。
それで、男の子がどんどん下ねたを振ってきて、最初はうまくかわして
たんですが、女の子たちも結構答えてるし、気に入ってる男の子がつぶれてたこともあって
最近キスしたのは?とか何カップ?とか軽いのには答えてしまいました。
私もけっこう酔ってたのかもしれませんね。で、私を誘った友達の彼氏も来てたので
その二人がいちゃいちゃしはじめました。私も男の子がすごいいろいろ聞いてくるので
ちょっと気持ちよくなってきて好きな体位とかも答えるようになってしまいました。
そうこうしてるうちに友達の彼氏が朝早いとかで帰っていきました。
それからしばらくして男の子の一人が王様ゲームをやろうっていいだしたんです。
王様ゲームとかやったことないのでいやだなーって思ったんですが
ちょっとエッチな気持ちになってたのと女の子がみんなやりそうだったんで
断るに断れず私も参加することになってしまいました。
それに、うちの大学は割りとまじめなので、やってもキスとかくらいかなっていうのもありました。
王様ゲームのときはSくんも起きてて、それもOKした原因かも。
で、王様ゲームは最初はポッキーとかで男の子同士だったりしたので笑ってみてました。
途中、飴の口移しが友達Nと憧れのSくんにあたったときはショックでした。私は女の子と口移ししました。
しばらくそんな感じのが続いてのほほんとしてて、王様ゲーム楽しいかもとか思ってると
男の子の王様が奇数番は服を2枚脱ぐとかいいはじめました。
幸い私は偶数でしたが、これはやばいと思いました。
でも雰囲気的にやめるとは言い出せません。奇数の人はほんとにぬぎ始めました。
SくんもシャツとTシャツを脱いで上半身裸女の子も下着にはなってないけどちゃんと脱いでました。
このとき私はまだどこかで、本当にHな展開にまではならないだろうと思っていました。
王様ゲームは続きます。脱ぎ系のが何回か続いて、私もカーディガンとストッキングを脱ぎました。
女の子の中にはブラになってる子もいました。
男の子はほとんどがパンツだけになってたのですが、ついに男の子の命令で、
男の子がパンツまで脱ぐことになってしまいました。
しかもそのうちのひとりはSくんなのでした。
わたしはもう心臓がバクバクいって息ができませんでした。
たとえ男の子でも裸にはならないと思ってたのでこれでおしまいだと思っていました。
もう終わりだと思ってたのに・・・SくんともうひとりのFはパパッとパンツまで下ろしちゃいました。
もう心臓がほんとに口から出てきそうになって、体がかぁーっと熱くなりました。
途中で一気とかの命令もあって女の子たちもべろべろでしたので
歓声みたいなのが上がってすごい盛り上がってきました。しかもSくんのはちょっと大きくなってて、
パンツを下ろすとき引っかかるようにして上にぼよよーんって跳ね返ってた。
私はSくんの裸を見たこととほかの女の子たちにも見られたこと、そんでこれはヤバイかもってので、
もうパニックでした。でも場は盛り上がってるし次のくじ引きになりました。
その何回か後に王様はSくん、で命令は一枚脱ぎ、あたったのは・・・私でした。
もう頭に血が上ってよく覚えてません。でもほかの女の子もブラとパンツになってたりしたし
いつの間にか男の子のほとんどが全裸になってたので、断ることなんてできず・・・
シャツを脱ぎました。ブラになったときはSくんも歓声をあげてました。
私は明るいところでのHとか嫌だったので
明るいところで、まじまじとしかもSくんたち何人もの男の子に見られてると思うと
あそこが熱くなってふわふわとした気持ちになってきました。
864 :本当にあった怖い名無し:2009/07/23(木) 19:00:12 ID:Sx1QgpUq0
そのあとNもブラになったりしたところで男の子の王様が女の子は全員一枚脱ぐ、と命令しました。
女の子全員で抗議しましたが王様の命令は絶対だからといわれました。
女の子の一人がついにブラを外しました。それに習ってほかの二人も外しました。
すごい歓声が起こっていましたが、女の子たちは結構楽しそう。みると男の子たち元気になってました。
私とNもしかたないねってことでスカートを下ろしました。パンツは透けないやつだったので
とりあえず安心でしたが、そんなことより、どこまでいくんだろうと怖くなってきました。
いつ「帰る」って言おうかとかそんなことばっかり頭の中でぐるぐるしてました。
もう私はこれ以上無理です。
下着ならまだしも裸は見せられません。早く帰るって言わなきゃと思ってるうちにゲームは進んで
女の子の命令で男の子同士が握り合ったりしていました。
次に男の子が王様になりました。命令は・・・女全員一枚脱ぎ・・・
このときばかりは熱くなるとかじゃなくって血の気が引きました。帰るっていわなきゃ、
いわなきゃと思いましたが声が出ません。
なんでもっと早くに帰らなかったんだとかそんなことばかり思っていました。
私とN以外の子達はもう観念したのか楽しんでるのかあっけなくパンツまで脱いで全裸になってました。
目の前の光景を信じられないでいるとひとしきり盛り上がった男の子たちの視線が私たちに注がれました。
声はでません。
Nはやだーとか言ってましたが、先に脱いだ女の子たちからも脱げコールが起こってもうかんねんしたのか、
Nがしかたないねといって手を後ろに回しました。
一瞬しずかになって、私の目の前にNの真っ白なおっぱいが現れました。
すごい歓声でした。で、それが収まると全員の目が私に集中しました。
865 :本当にあった怖い名無し:2009/07/23(木) 19:01:32 ID:Sx1QgpUq0
もう何がなにやらわからなくなってました。そんな私を見かねてかNが
「これでもう終わりにして帰ろう」っていってくれたのですが、
その言葉は逆に「胸見せるのはしかたないよ」って言われてるようでショックでした。
Sくんがすごい一生懸命にこっちを見てました。
ふとNをみると胸を腕で隠していました。その隙間から真っ白な乳房が見えてました。
私は、N、なんでみんなの前で胸見せてるの?って思いました。
そうするとこれから自分もNと同じようになるってことがどうしても信じられませんでした。
いやだ、胸は見せたくない。その時、唐突に誰かが叫びました。「王様だ~れだ!!」
みんなは驚いて声のした方に目を向けました。その間に、私は今まで自分に注がれていて
視線が逸らされたことで少しだけ落ちつきを取り戻すことが出来ました。
「ワタシだ・・・」低く、でもはっきりとしたその声の主は、暇を持て余した神々などではなく
【王様】と書かれた割り箸を握った、寺生まれで霊感の強いのTくんでした。
「おいT!さっきの王様の命令はまだ終わってないぞ!」Fくんは立ち上がりTくんに食って掛かりました。
Tくんはそんな抗議を「クーデターが起きたのさ。悪政を敷く王になど、民はついてこない」と軽く受け流し
「さぁ新しい王様の命令だ、女の子は直ちに服を着よ!そしてこの場はこれにて解散とする!」と
高らかに宣言したのです。
そうしてなんとか飲み会は終わり、みんなと別れ帰路に着くと、Tくんが後ろから声を掛けてきました。
「もう遅いから送っていくよ」というお言葉に、甘えようかと立ち止まって振り返ると・・・
Tくんはまだ裸のままだったのです。
「いやぁ、今日は大変な飲み会だったなあ」と疲れた顔で笑うTくんのTさんを見て
「寺生まれって元気だなぁ」本当にそう思いました。
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「まったく、面倒事はいつも私に回ってくる…」
そう、呟きながら警察署に辿り着いた。これで、何回目だろうか。
いや、何十回、何百回だろうか。我が愚弟が警察の世話になるのは…。
「お疲れ様です」
「ご苦労様です」
私には理解し難い尊敬の眼差しを送ってくる警察官に
私はあいつの引き取りに来た旨を伝える。
携帯を片手に待ち時間を潰してるとあいつのムカつく笑い声が聞こえてきた。
私は、声のした方向を見る。
760 :本当にあった怖い名無し:2009/06/30(火) 23:52:28 ID:V0cr4Je6O
その時だった、あいつは私と目が合うなり
「破っ!!」
と、叫び手から青白い光弾を出した。私はすかさず、
その光弾に向けて光弾を放つ。
そして、あいつのみぞおちと股間にもう一発ずつかました。
761 :本当にあった怖い名無し:2009/06/30(火) 23:57:26 ID:V0cr4Je6O
股間に手を当てて悶えるあいつ。
「寺生まれだろうが、何だろうが他人様に迷惑をかけるな。
あと、この前お前が壊した民家のガラス窓の修理代たて替えておいた。
今すぐ私に3割増しで返せ。少しでも、私の意に反する事をすれば、
お前の黒歴史バ・ラ・す・ぞ・?(はぁと」
762 :本当にあった怖い名無し:2009/07/01(水) 00:00:53 ID:MIM6Pt/7O
「・・・・・・破ぁ~」
きっと反省したのだろう。とても、悲しそうに財布を見つめるあいつ。
私はあいつの財布から紙幣をすべて抜き取った。
しかし、このままだとあいつの懐が寒そうだから、昨日あいつが見てたと思われる
エロ本3冊分の感想を書いた原稿用紙30枚をこっそり入れておいた。
さて、臨時収入も入ったことだし、今日のおやつはハーゲンダッツの
ストロベリーアイスにしよう。
寺生まれの弟って色んな意味で楽しめる存在だなと、私は思った。
「悪霊は大丈夫か? 」と聞かれたら
「最近、あまりいないんだよ」と嘘をつき、
「嫁さんはお前に不平不満を言ってないか?」と聞かれたら、
「あぁ、仲良くやってるよ」と答える。
親父に伝えるオレの人生は全部絶好調状態だ。
親父には一切不安を抱かせない。
1時間ぐらいいると「早く寺に戻れ!」と言う。
「いや、別に今日は仕事しないよ」と言うが、いいから行けと言う。
実際は今日の大魔王が来ててどっちにしても長居はできなかった。
「また一週間後来るよ」と言って、親父と握手し、母と一緒に病室を出た。
母と話しながらエレベーターの前まで歩いて思い出した。
「ちょっと戻る」と母に告げきびすを返し、一人で病室に戻った。
やっぱり今日言っておかなきゃだめだ。 親父のベッドのそばに戻り、親父の手を握り、
「破ぁ!」「まだ、俺に読経させるなよ」「来週は女房と一緒に来るぞ」
とかいろいろ言い、
最後に親父の手を自分のひたいに付けて言った。
「破ァァァーーーーーーッッ!!!!!!!!!! 」
伝えたいことはだいたい話せたような気がする。
なんだか胸のつかえが取れた気分だ。
そして、病室を出てそのまま寺に戻り、今も恐怖の大魔王と戦っている。
オレはオレで生きるのだ。
寺生まれも悪くない。俺は改めてそう思った。
いい話と言うか、あきれた話。
この前、近所の商店街イベントでやっていたクジを引いた。
買い物をすると貰えるくじ引き券数枚集めて引くアレだ。
「3等のスポーツ自転車が欲しいな~」
なんて考えながら箱に手を入れてゴソゴソやってると、耳元で「それだっ!」って大声がした。
2年前に死んだ爺ちゃんの声だった。
声に驚いて、思わずクジを握ってしまった。
取り出してみると6等の日本酒セット。
有名な酒蔵の奴らしい
確かに生前は物凄い酒好きだったけど「死んでも酒なのか!」ってちょっと飽きれた。
とりあえず爺ちゃんの仏壇に半分供えて、残りは手間賃として俺が飲もうとしたんだが、
そのとき・・・ピンポーン♪
なんだよ、お客かよと思ったら、寺生まれで霊感の強いTさんだった。
「よう、ひさしぶり。なんかお前の爺さんに呼ばれたんでな」
と言うと、手を上げて
「破っ!!」
胸のあたりが青白く輝いたかと思ったら、見る見る酒瓶の形に・・・。
「半分は爺さんのものだからしょうがないな。じゃ、また!」
酒瓶をだいじそうにかかえたTさんをポカーンと見守るしかなかったが、
ドアがバタンと閉じられた音で我に返り、
「おいwwwちょwww」
ってな感じでドアを開けたんだが、もうTさんの姿はなかった。
寺生まれってすごいと思いつつ、その無駄な霊感なんとかしろ破戒僧め、とも強く思った。
爺ちゃん、どうしてあんなやつと知り合いになったんだよ・・・。
だいぶ前だが、デパートに行ったの。買い物終わって、外のベンチに座りながら
煙草吸ってて、何気なく隣に置いてたゴミ箱覗いたの。
中はほとんど空で綺麗なんだけど、携帯が捨てられてた。
放っておけばいいのにさ、本当に何気なく拾ってみると、
折りたたみ部分がネジれてて、完全に壊れてたんだ。
ゴミ箱に戻そうと思って、ふとメモリカードを確認したら、1ギガのミニSDが入ってた。
ラッキー、と思ってカードだけ持ち帰ったの。これが最悪だった。
家に帰って、カードをPCに差し込んでみたんだ。何が入ってるのか気になるでしょ?
エッチな奴でも入ってないかなぁ(最低?)と、ドキドキしながら開いてみたら、
写真が100枚位入ってた。
一枚目を開いて、次々に>で見たんだけど、全然面白くない。
中年の女やその子供らしい若い女(まったく×)がメインで、後は東京や福岡とかの名所が写ってるだけ。
オッサンが家族や出張先を写したんだろなって思った。
かなりテンション下がったけど、惰性で次々見てたら、変な写真が出てきた。
暗い部屋の中で、髪の長い女の後姿が写ってるの。
少し期待したね。だって女が裸なんだもん。
ワクワクしながら次の写真見たら、女がこっち向いてたの。
首だけ。
えっ?て思った。身体は向こう向いてるの。でも顔はこっち。エクソシストみたいだけど、
更に気持悪かったのが女の目が無いんだ。
隠れてるんじゃなくて、目の部分が皮膚になってるの。頬みたいに自然にさ。
なんじゃこりゃ?って思ったけど、次の写真も見てみた。
そしたら真っ黒になってた。
その次も、次のやつも真っ黒で、3枚真っ黒が続いて終わり。
正直気味が悪かったけど、オッサン(かどうか知らないが)が、何かふざけて
撮ったんだろって思うことにした。肝だめしの練習とかさ。
気にしないことにして、カードをフォーマットすることにしたんだが、
フォーマットをクリックした途端、部屋の電気が消えたの。全部。
俺はマンションで一人暮らしなんだけど、5年住んでてそんなの初めて。
夜の10時くらいだったから、当然暗いんだけど、PCの明かりがあったから真っ暗じゃなかった。
窓の外見たら向かいのスーパーの光が見えたから、停電じゃないと分かったよ。
ブレーカーかなと思って、玄関に行こうとしたところ、カツンて台所から物音がした。
ドキッとする。一人暮らしなんだから、俺以外にいるわけがない。
気のせいだろって、深呼吸して、廊下に出た。
真っ暗なことに気付いて、明かりの代わりに、さっきまで使ってたPC(ノート)を持ち上げた。
その瞬間、カツカツカツ!て台所から聞こえてきたの。堅い靴履いて歩くような音。
もう気のせいとかいうレベルじゃないのね。確実に聞こえるもん。
俺は、ワー!!て叫びながら、玄関めがけて走ったんだけど、
後ろから何か追いかけてくるような足音が聞こえたの。
半泣きになりながらブレーカーを上げた(やっぱり落ちてた)ら、
ニ三回点滅しながら電気がついて、いつもの白い廊下が見えた。勿論何もいない。
俺がさっきまでいた部屋から、大音量でTVが鳴ってる音が聞こえた。
恐る恐る引き返してみると、TVがついてて、音量がマックスになってた。
ブレーカー落ちるまでTVつけてなかったし、音量も普通にしてた筈なのに。
TVを消して、座り込んだ俺は、自分が未だににPCを持ってることを思い出した。
PCのモニタに、フォーマットが完了しましたってメッセージが出てたよ。
それ見て、何となくだけど、終わったような気分になった。
さっきの台所の音や足音も気のせいに思えてきた。
寝ることにしたんだけど、さすがに怖くて部屋中の電気つけたまま横になった。
どのくらい寝たのか分からないけど、なんか息苦しくなって目が覚めた。
起きる寸前まで呼吸が止まってたような感覚がした。
ハアハアと息しながら、電気つけようと思って、思い出した。
寝る前に電気つけてた筈なのに消えてる。
そう思った途端、カサカサって音に気が付いた。
台所じゃなく、今いる部屋の中で。
カサカサカサカ…
昆虫が這う音にも聞こえるし、それならゴキくらいだろ。嫌いだが怖くはない。
そう思いこもうとしたけど、身体は多分違うって気づいてんだろうね。
心臓が破裂するくらい早くなって、耳が詰まったようになる。
起きて電気つけようかと思ったけど、またブレーカーだったら、
今度は玄関まで辿り着けない気がした。
目を閉じて、そのまま寝ることにしたの。
そしたらだんだん音が近づいてきて、顔の上を何かが撫でた。
感触で分かったよ。髪の毛だ。
そんですぐ耳元で聞こえたんだ。
「だれ」
凄く小さな声だったけど、間違いなく聞こえた。女だったよ。
俺のセリフだよと思ったけど、黙って返事しなかった。
そしたらカサカサいう音がまた聞こえて、離れていったよ。
いつの間にか眠ってた俺は、翌朝起きて鏡見てびっくり。顔中にミミズ腫れができてた。
とりあえず会社休んで、病院行こうと思ったんだけど、その前に気になってPC立ち上げたの。
そんで、拾ったカードを開いたんだけど、フォーマットした筈なのにデータが復活してた。
マジ勘弁してよって泣きそうになった。
見たくなかったけど、昨夜のことが気になって、もう一回見てみると、
やっぱりあの目の無い女が写ってる。
女の次の真っ黒な写真に代わったところで、あることに気付いたの。
昨日は分からなかったけど、真っ黒の中に、ほんの少しだけ光が見えるの。裂目みたいに。
次の写真もそう、端のほうが黒が薄くなって、その向こうに肌色が見えるの。
気になって、フォトショップ使って明るさ調整したり拡大して見てたら、思いついたの。
これってもしかして、レンズに髪の毛が巻き付いてんじゃないかな?って。
向こうに見えるのは、あの女の目の部分じゃないかな?って。
違うかもしれないけど、1度そう思ったらたまらなく気分悪くなってね。カード抜いて、
御守り(祖母から貰った縁結び)に突っ込んで、近所の神社に走ったの。
そんで、境内の隅に埋めて、猛ダッシュで逃げ帰った。
その日は会社休んで皮膚科に行って薬貰って、スパに行ってのんびりして、
家に帰る頃には、俺馬鹿だから恐怖感も失せてたの。
で、部屋に入ったんだけど、なんか意味なく心臓が痛くなったの。耳もおかしい。
えっ?て思いながら、PC確認したけど、当然カードは無い。
神経過敏になってるのかなって思いながらモニタ見たら、
マイドキュに記憶にないフォルダがあったの。
嫌な予感がして開いてみたら、予想通り、あの写真だったよ。全部入ってた。
コピーなんかしてないよ?
もう頭が真っ白になって、その場に倒れそうになったんだけど
後ろから誰かが俺の背中を支えたの。
それがあの寺生まれで霊感の強いTさんだったんだ。
「遅くなってすまない。でも、もう大丈夫だ」
そう言うとTさんは俺のPCの前に立ち、キーボードを叩きながらお経を唱え始めた。
するとたちどころに部屋に充満していた妙な障気が消え、俺の体も楽になってきたの。
寺生まれってやっぱり凄い。そう思いかけたその時、Tさんが唸り声をあげた。
「むぅぅ…この悪霊め、なかなかしぶとい奴だ」
冷や汗を拭いながらディスプレイを睨みつけるTさん。俺も横から覗いてみると
例のフォルダはもう跡形も無く消えている。が、ノートンがせわしなく動いてるの。
どうやらちょっとしたコンピューターウィルスに感染してしまったようだ。
まあ、この程度なら大丈夫だ。何にせよありがとうTさん。そう言おうとして降り帰った瞬間
「破ぁっ!!」
Tさんの手から放たれた光弾によって、俺のPCが木っ端微塵に吹き飛んだの。
「いやあ、危ないところだった…俺の苦手な機械に取り憑くとはな
だがやはり、人間の執念の方が一枚上手だったようだな」
Tさんはそうはにかんだ後、得意げに帰っていた。
寺生まれっていい気なもんだ。俺はPCの残骸を拾いながらそう思った。
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職場にすごく好きな子がいる。
ちっちゃくって、ちょっと舌っ足らずで、あどけなくて、笑顔がすごくかわいい。
今日、彼女がちょっとかがんだとき、チラッとブラが見えた。ピンクだった。
刺繍?レース?なんか綺麗な柄で大人っぽい感じ。パンティもおそろいなんだろうな。
服の上から彼女の下着姿を想像したりしてた。ラッキーな一日だ、とか思いながら。
昼休み、彼女が同僚に嬉しそうに話しているのが聞こえた。
「今日、彼氏のお誕生日で食事に行くんです」
とたんに目の前が真っ暗になった。
食事の後は当然セックスするだろう。彼氏の誕生日なんだから。
つまり、さっき見えたブラは、夜には彼氏に脱がされるために選んだものだったんだ。
彼氏は、おれが目の端に少し映っただけでボッキしそうになったその布切れを、何ら
感ずることなく彼女から剥ぎ取り、恥ずかしがって胸を隠す彼女の両腕を優しくほどき、
おれが決して見ることはないそのブラの中身にくちづけ、吸い、軽く噛んだりするんだろう。
おそろいのパンティには、彼女の期待と興奮で濡れ、染みができている。
その脇から彼氏は指を差し込む。
ぐちょぐちょに濡れたパンティーを彼氏が脱がそうとするとき、
彼女は脱がせやすいようにちょっと腰を浮かせたりするだろうか。
そして彼氏は、おれが決して触れることも見ることもかなわないその奥に舌を這わせ、
彼女の味を味わうのか。
そんなことをされると分かっていて、どうせ脱がされると分かっていて、
彼女はそのブラとパンティを彼氏のために選んだんだ。
どこがラッキーな一日だよ。
昼休み、マックにでも行ってりゃ良かったよ。ちくしょう。
「どうした?元気ないじゃないか」
落ち込むおれにそう優しく声を掛けてくれたのは、寺生まれで霊感の強いTさんだった。
「陰気なツラしてると邪気が寄ってくるぜ。今夜破ァーッと呑みに行くか?」
有り難い、今夜一人で居たら切なすぎて堪らないだろう。お言葉に甘えて愚痴でも聞いてもらおう。
そう思い了解しかけたその時、Tさんは思い出したように言った。
「あ、他にもう一人来るけど別にいいよな?なんか祝ってくれるんだって。今日俺の誕生日でさ」
寺生まれが憎い。どうしようもないけど、今回ばかりはそう思わずにはいられなかった。
追記を閉じる▲
今日、電車で信じられないことが起こった。
俺はいつものように東西線で幼女を視姦してたんだが、
その幼女がいきなり俺をビンタして「何いやらしい目で見てんのよ!変態ロリコン!」だって。
ロリコン!って言われたことで俺は逆上して叫んでやったんだよ
「ロリコンのどこがいけないんだ!お前みたいな幼女に25年童貞やってきた俺の気持ちが分かるか!!」って。
そしたらその幼女、身体をビクッとさせて下向いて黙ってしまったのな。
気が動転してたんだな・・・今思い出しても死ぬほど恥ずかしい。
もちろん、幼女がビンタしてきた時点でその車両の乗客の目は俺と幼女に向いていた
さらに追撃で「ロリコン変態」と「童貞」のコンボだ。
満員ではないがかなりの乗客がいた中で、だ。幼女は黙ったままだし。
流石に気まずいと思った俺は次の駅で降りようとしたんだ。そしたら幼女が袖掴んできて、
「こ、このまま別れてあんたが犯罪犯したら気分悪いし、わ、私でよかったら・・・その・・・」とか言い出したわけ。
俺はそんなことどうでもよくて、早くこの車両から脱出することで頭がいっぱいだったから、
「何言ってんだよ!ちょ!離せっ!」って冷たくあしらったのね。
でも幼女は袖を握ったまま離さないで、「やだっ!行っちゃやだっ!!」って叫ぶんだ。しかも半泣きで。
そのうちに電車のドアが閉まってしまったんだ。そして幼女は観念した俺に抱き付いてきて、
「破 ァ ァ ァ ー ー ー ー ー ー ッ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 」だって。
その瞬間、その車両の悪霊総立ちで昇天よ。スタンディンゴウトゥヘルよ。
俺も感極まっちゃってマジで泣いた。幼女に抱き付いて、「もう離さない!」とか言っちゃったよ。
世の中にはこんな素晴らしいことが起こりえるんだなって素直に思ったね。
鉄道警察の方々も優しかったし。
まあ、Tさんに「妹に何しやがる!!」って蹴られたけれども俺達の愛は永遠だよね。
もし、親が不治の病にかかって
絶対治らないとするじゃん?
で、俺みたいな仕事もしないでネットに入りびたりの
駄目駄目人間の俺の命と引き換えに治るとするじゃん?
そうしたら親に治ってもらおうと思って提案するよな?
俺みたいな生きてる価値がないやつがいるより
母ちゃんみたいに誰かから必要とされて辛いの我慢して
必死に生きてる人がいたほうが世の中のためじゃん。
でもな、親ってすげーんだよ。想像以上。なんていわれたと思う?
「自分の子供の命犠牲にしてまで生きたい親がどこにいる?」
だってよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
いや・・・本当に参った。俺、もっとちゃんと生きなきゃ駄目だよな・・・
「まったくですよ、そういう自己犠牲の精神を持っている人が将来悪霊になるんです」
寺生まれのTさんはそう言い
「破ァァァーーーーーーッッ!!!!!!!」
と叫んだ。
その後、親父の病は完全に消えうせ、俺はハロワへ通うことになった
改めてTさんにお礼を言おうと、向かったが
「将来悪霊になりそうなのを未然に防ぐのも俺の役目さ。こんなとこより早く面接に行きな」
寺生まれは凄い。俺は改めてそう思った。
医者が患者に言った。
「悪い話ともっと悪い話があるんだ」
「悪い話から教えて下さい」と患者。
「病状が悪化してね、君の命はあと24時間しか保たないんだ」
「なんですって!」患者が言った。
「でも、この世にそれより悪い話なんてあるんですか」
医者が答えた。
「実は、それを昨日言い忘れたんだ」
「破ぁ?あんたそれでも医者かよ!」
つきそいで来ていた寺生まれのTさんは
まるで自分のことの様に怒り出した。
「ちっ仕方がねえな…破ぁー!」
Tさんの手から青い燐光が放たれた
するとついさっきまで青白い顔をしていた患者は
みるみる元気を取り戻した。
「陰気を払い陽気を取り入れた。
こういうのは自然の摂理に反するから
あまり使ったらいけないんだけどな。
もうこんな藪にかかるんじゃねえぞ」
寺生まれってスゴイ、医者と患者は改めて思った
最近ではあまり見かけませんが、20年ほど前までは
「雷オヤジ」というのが町内に必ず一人や二人いて、
近所の子供がいたずらをしたりすると、
容赦なく怒鳴りつけられたりしたものでした。
僕の祖父はその典型的な雷オヤジで、
小学校のクラスでも「お前んとこの爺さんは怖い」と、
悪ガキ共がみんなびびるような存在でした。
その祖父も寄る年波には勝てず、
つい数年前、長い寝たきり生活の後息を引き取りました。
さて、その祖父の葬儀の時ですが、喪客のなかに、
40代後半位の中年男性のグループがありました。
「見たことない人達だなあ」と思っていると、
彼等は実はかつてこの町内で評判の悪童グループで、
祖父とはまるで仇同士のような存在だったということです。
そのおじさん達の中の一人に、今はバイク店を経営しているという人がいて、
「うるさい爺さんだったが、あの人がいなかったら俺達は皆もっとひどくグレてた」
と祖父の思い出を語ってくれて、
「祖父は本当は子供たちから愛されていたんだな」
と、僕は何だか祖父のことを誇りに思いました。
さて、ここまでは何の問題も無かったのですが、
そのおじさん達の一人にちょっと酒乱ぽい人がいて、
葬式の最中に大声で他の人にからんだりしていました。
一緒に来た人が止めていたのですが、その時突然
「ガタッ」と大きな音がして、
しっかり固定されているはずの遺影が床に落ちてきました。
すると、さっきのバイク屋の人が
「ホラ、悪さするから爺さん怒ってるじゃないか」
と言い、酒乱の人もおとなしくなりました。
安心した僕はトイレに行こうと席を立ったんですが、
白黒の幕の後ろ、壁との隙間に誰かがいるのに気がつきました。
寺生まれで霊感のあるTさんが手を伸ばして立っていたんです。
なんでこんなところにと思って見ていたら、
Tさんが「破っ!」と気付いて僕のほうを見ました。
そしてちょっとあわてたようなそぶりで言いました。
「いや、おまえの爺ちゃんは死んでまで雷親父だったってことにしておけよな。
やっぱ、こんな席で酒乱はよくねぇぜ。ま、そ、そういうことだ」
そして何事もなかったようにそそくさと葬儀の会場から出て行きました。
あとでTさんが手を伸ばしていたあたりを見たんですが、
細いテグスが張ってあって、それは遺影の額につながっていました。
こんな細かい細工をいつしたんだろう・・・寺生まれってスゴイ、改めてそう思いました。
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