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寺生まれのTさんまとめ@オカ板
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959 :本当にあった怖い名無し:2009/08/19(水) 21:37:52 ID:l7R+g96Y0

417 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/06/03(土) 11:45:17 ID:NtlJAYil0
これはOLとして働きながら、ひとり暮らしをしていた数年前の夏の夜の話です。

私が当時住んでいた1DKは、トイレと浴槽が一緒になったユニットバスでした。
ある夜、沸いた頃を見計らって、お風呂に入ろうと浴槽のフタを開くと、
人の頭のような影が見えました。

頭部の上半分が浴槽の真ん中にポッコリと浮き、
鼻の付け根から下は沈んでいました。
それは女の人でした。

見開いた両目は正面の浴槽の壁を見つめ、長い髪が海藻のように揺れて広がり、
浮力でふわりと持ちあげられた白く細い両腕が、黒髪の間に見え隠れしてました。
どんな姿勢をとっても、狭い浴槽にこんなふうに入れるはずがありません。
人間でないことは、あきらかでした。

突然の出来事に、私はフタを手にしたまま、裸で立ちつくしてしまいました。
女の人は、呆然とする私に気づいたようでした。
目だけを動かして私を見すえると、ニタっと笑った口元は、お湯の中、
黒く長い髪の合間で、真っ赤に開きました。

(あっ、だめだっ!)
次の瞬間、私は浴槽にフタをしました。フタの下からゴボゴボという音に混ざって
笑い声が聞こえてきました。
と同時に、閉じたフタを下から引っ掻くような音が・・・。

960 :本当にあった怖い名無し:2009/08/19(水) 21:38:42 ID:l7R+g96Y0

418 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/06/03(土) 11:46:10 ID:NtlJAYil0
私は洗面器やブラシやシャンプーやら、そのあたりにあるものを、わざと大きな音を
立てながら手当たり次第にフタの上へ乗せ、慌てて浴室を飛び出ました。
浴室の扉の向こうでは、フタの下から聞こえる引っ掻く音が
掌で叩く音に変わっていました。

私は脱いだばかりのTシャツとGパンを身につけ、部屋を飛び出ると
タクシーを拾い、一番近くに住む女友達のところへ逃げ込んだのです。

数時間後……深夜十二時を回っていたと思います。
カギもかけず、また何も持たず飛び出たこともあり、友人に付き添ってもらい
部屋へ戻りました。

友人は、今回のような話を笑い飛ばすタイプで、好奇心旺盛な彼女が、
浴室の扉を開けてくれる事になりました。
浴室は、とても静かでした。フタの上に載せたいろんなものは
全部、床に落ちていました。お湯の中からの笑い声も、フタを叩く音もしていません。

友人が浴槽のフタを開きました。しかし、湯気が立つだけで、
女の人どころか髪の毛の一本もありません。
お湯もキレイなものでした。それでも気味が悪いので、
友人に頼んで、お湯を落としてもらいました。

 

961 :本当にあった怖い名無し:2009/08/19(水) 21:58:40 ID:l7R+g96Y0

419 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/06/03(土) 11:47:36 ID:NtlJAYil0
その時、まったく別のところで嫌なものを見つけたのです。

私の身体は固まりました。
洋式便器の、閉じたフタと便座の間から、長い髪がゾロリとはみ出ているのです。
友人も、それに気付きました。

彼女はわたしが止めるのも聞かず、便器のフタを開きました。
その中には、女の人の顔だけが上を向いて入っていました。
まるでお面のようなその女の人は目だけを動かすと、立ちすくんでいる友人を見、次にわたしを見ました。
わたしと視線が合った途端、女の人はまた口をぱっくりと開き、今度はハッキリと聞こえる甲高い声で笑い始めました。
「はははははは…ははははははは…。」

「人間の生理現象を逆手にとって結界を広げていく小悪党め!」
背後からの声に振り返ると、そこには寺生まれで霊感の強いTさんが!
「破ぁ!!」
怒号と共に青白い光弾が炸裂し、女は便器ごと粉々に吹き飛びました。

「独身女の風呂を覗くなんてけしからん奴だぜ。そいじゃあな。はははの破ァ!」
Tさんは豪快に笑って家を出て行きましたが、器物破損で大家さんに警察へ連れて行かれてしまいました。

 

962 :投げて終わるのかとオモタ…:2009/08/19(水) 22:07:29 ID:Vb9Epm4Y0

その時、まったく別のところで嫌なものを見つけたのです。

私の身体は固まりました。
洋式便器の前に、ズボンと下着を膝まで下ろした男性がおしりをこちらに向けて立っていたのです。
友人も、それに気付きました。
彼女はわたしが止めるのも聞かず、便器のフタを開きました。
その中には、女の人の顔だけが上を向いて入っていました。
まるでお面のようなその女の人は目だけを動かすと、立ちすくんでいる男性の股間(あたり?)を見ました。
視線が股間に向いた途端、男の人は足をがにまたに開き、ハッキリと聞こえる音でおしっこを始めました。

はははははは…ははははははは…。

私たちギャラリーの笑い声を浴びて、女の人の顔がゼンマイ仕掛けのように小刻みに震え、はみ出た黒髪がぞぞぞぞっ…っと便器の中に引き込まれました。
顔を引きつらせた友人は、叩きつけるように便器のフタを閉じようとしました。
けれど男性(寺生まれのTさんでした)が、片手で彼女を押さえ、「もうちょっとまってくれ」と言いつつ、もう片方の手をナニに添えると、
破ァッ!の掛け声と共に、青白い最後の一ひねりを搾り出しました。
耳障りな笑い声が、水の流れる音と、無理矢理飲み込もうとする吸引音にかき消されました。

その後は無我夢中だったせいか、よく覚えていません。
気が付くと、簡単な着替えと貴重品だけを持って、私と友人は友人の部屋の前にいました。
部屋に入った友人は、まず最初に警察に電話をすると、ここまでついて来たTさんに「ちんこしまえ」と言いました。

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960 :本当にあった怖い名無し:2009/08/19(水) 21:38:42 ID:l7R+g96Y0

418 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/06/03(土) 11:46:10 ID:NtlJAYil0
私は洗面器やブラシやシャンプーやら、そのあたりにあるものを、わざと大きな音を
立てながら手当たり次第にフタの上へ乗せ、慌てて浴室を飛び出ました。
浴室の扉の向こうでは、フタの下から聞こえる引っ掻く音が
掌で叩く音に変わっていました。

私は脱いだばかりのTシャツとGパンを身につけ、部屋を飛び出ると
タクシーを拾い、一番近くに住む女友達のところへ逃げ込んだのです。

数時間後……深夜十二時を回っていたと思います。
カギもかけず、また何も持たず飛び出たこともあり、友人に付き添ってもらい
部屋へ戻りました。

友人は、今回のような話を笑い飛ばすタイプで、好奇心旺盛な彼女が、
浴室の扉を開けてくれる事になりました。
浴室は、とても静かでした。フタの上に載せたいろんなものは
全部、床に落ちていました。お湯の中からの笑い声も、フタを叩く音もしていません。

友人が浴槽のフタを開きました。しかし、湯気が立つだけで、
女の人どころか髪の毛の一本もありません。
お湯もキレイなものでした。それでも気味が悪いので、
友人に頼んで、お湯を落としてもらいました。

 

961 :本当にあった怖い名無し:2009/08/19(水) 21:58:40 ID:l7R+g96Y0

419 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/06/03(土) 11:47:36 ID:NtlJAYil0
その時、まったく別のところで嫌なものを見つけたのです。

私の身体は固まりました。
洋式便器の、閉じたフタと便座の間から、長い髪がゾロリとはみ出ているのです。
友人も、それに気付きました。

彼女はわたしが止めるのも聞かず、便器のフタを開きました。
その中には、女の人の顔だけが上を向いて入っていました。
まるでお面のようなその女の人は目だけを動かすと、立ちすくんでいる友人を見、次にわたしを見ました。
わたしと視線が合った途端、女の人はまた口をぱっくりと開き、今度はハッキリと聞こえる甲高い声で笑い始めました。
「はははははは…ははははははは…。」

「人間の生理現象を逆手にとって結界を広げていく小悪党め!」
背後からの声に振り返ると、そこには寺生まれで霊感の強いTさんが!
「破ぁ!!」
怒号と共に青白い光弾が炸裂し、女は便器ごと粉々に吹き飛びました。

「独身女の風呂を覗くなんてけしからん奴だぜ。そいじゃあな。はははの破ァ!」
Tさんは豪快に笑って家を出て行きましたが、器物破損で大家さんに警察へ連れて行かれてしまいました。

 

962 :投げて終わるのかとオモタ…:2009/08/19(水) 22:07:29 ID:Vb9Epm4Y0

その時、まったく別のところで嫌なものを見つけたのです。

私の身体は固まりました。
洋式便器の前に、ズボンと下着を膝まで下ろした男性がおしりをこちらに向けて立っていたのです。
友人も、それに気付きました。
彼女はわたしが止めるのも聞かず、便器のフタを開きました。
その中には、女の人の顔だけが上を向いて入っていました。
まるでお面のようなその女の人は目だけを動かすと、立ちすくんでいる男性の股間(あたり?)を見ました。
視線が股間に向いた途端、男の人は足をがにまたに開き、ハッキリと聞こえる音でおしっこを始めました。

はははははは…ははははははは…。

私たちギャラリーの笑い声を浴びて、女の人の顔がゼンマイ仕掛けのように小刻みに震え、はみ出た黒髪がぞぞぞぞっ…っと便器の中に引き込まれました。
顔を引きつらせた友人は、叩きつけるように便器のフタを閉じようとしました。
けれど男性(寺生まれのTさんでした)が、片手で彼女を押さえ、「もうちょっとまってくれ」と言いつつ、もう片方の手をナニに添えると、
破ァッ!の掛け声と共に、青白い最後の一ひねりを搾り出しました。
耳障りな笑い声が、水の流れる音と、無理矢理飲み込もうとする吸引音にかき消されました。

その後は無我夢中だったせいか、よく覚えていません。
気が付くと、簡単な着替えと貴重品だけを持って、私と友人は友人の部屋の前にいました。
部屋に入った友人は、まず最初に警察に電話をすると、ここまでついて来たTさんに「ちんこしまえ」と言いました。

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