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- 405 :1/3:2012/02/28(火) 18:56:37.44 ID:TicNZzLZ0
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大学入試を終え、楽しみにしていた某モンスターバンドのライブの日がやって来た。
そのバンドは結成20周年を迎え、今なお精力的に活動している。
今年は世界ツアーと、日本人初のマディソンスクエアガーデン単独公演も決定したらしい。
辛い受験勉強を乗り越えられたのは、将来の為や大学生活への憧れもあったが
何より「これを乗り切ればライブが待っている」と思ってきたからだ。
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- 406 :2/3:2012/02/28(火) 18:58:04.47 ID:TicNZzLZ0
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SEが鳴り出すと同時に会場がざわつく。
期待に胸を膨らませるオーディエンスの耳に、ハートに
ギターが旋律を奏でる。
ドラムがビートを刻む。
ベースが唸りをあげる。
そしてボーカルHの艶のある声が会場を魅了する。
会場はすでに興奮状態だ。
オープニングナンバーがクライマックスに
差し掛かり。Hが大きくブレスを入れた。
「ナッ…
「破ァーーーーーーーーーン!!!」
- 407 :3/3:2012/02/28(火) 18:59:25.57 ID:TicNZzLZ0
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青白い光弾がステージに撃ち込まれた。刹那、目の前の光景が、バラバラに散らばる。
「危ないところだったな」
気付くと、近所の公園の花壇にへたりこんでいた。声の主を見上げると、寺生まれで霊感が強いと評判のTさんだ。
「受験勉強で疲弊した精神を悪霊に狙われたんだな。もう大丈夫だ」
そういうとTさんは紫煙をくゆらせながら夕闇に去ってゆく。その姿はなぜか小さく見えた。
それにしても寺生まれって、以外とハイトーン出せるんだな。
お経をシャウトするTさんを想像しながら、そう思った。
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- 390 :本当にあった怖い名無し:2011/12/28(水) 03:49:43.05 ID:copsnhH60
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道端の地蔵のそばにしゃがんでいる人影が、ゆらゆら前後に身体をゆすりながら、
なにやらぶつぶつと、つぶやいていた。
こんな凍てつく夜でさえ、交番勤務から署までの移動中もパトロールを欠かさない。
あのお巡りさんは、やれやれ、酔っ払いのうたた寝凍死だけは勘弁とばかり近づいていった。
警「もしもし、こんばんは、こんな夜中にだいじょうぶ…あ! キミは!」
T 「チッ! しゃーねーな、んばんわーっす、ケッ」
よく見ると例の青年は、お供え物を食べる野良猫たちを見守っているのだった。
お巡りさんは目の前の青年が、ある種の呼吸で気を溜め始めたことを見逃さなかった。
警「今夜は…だいじょうぶそうだね。ねえキミはさ、もしかしてお寺かどこかで仏門を」
お巡りさんが言い終わらないうちに、青年はお巡りさんの目を見ないまま吐き捨てた。
T 「破ァいはいサーセン、今夜はちょいと酔っぱらっちまってよ、んじゃ、俺は帰るからよ。アバヨ!」
射るような目付きで、青年はお巡りさんの足元を睨んだ。
なにか冷たく尖った硬質なものがいくつも飛んできたかのように、お巡りさんの足元が凍りつく。
警(ははあ、やっぱりコイツ、ワケアリのクロか…もうしばらく観察するか…)
背中を丸めて帰る青年と、その背中を見つめるお巡りさん。
二人の心中は奇しくもシンクロしていた。
警・T 『次会ったときは、ちょいと厄介なことになるんだろうな…』
- 358 :東国従リ上ル人、鬼ニ値フ語:2011/11/23(水) 00:57:41.32 ID:LfXgyx4V0
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今は昔、東国からやって来た人が、瀬田の橋(瀬田の唐橋:当時 東から京都に陸路で行くには、この橋を渡るしかなかった)を渡ってきたところで日が暮れたので、宿を借りようとしたところ、近くに人が住んでいない、荒れ果てた大きな家があった。
何故人が住まなくなった のだろうと思ったが、馬から降りて、皆でここに宿をとることにした。
お供の者は下で馬を繋いでそこに居り、主人は奥で皮を敷いて 独り寝ていたが、人里離れたところなので、眠れずに過ごしていた。
夜も更けた頃、火を微かに灯しながら見ると、そばに大きな鞍櫃のような 物が有ったのだが、人も近づかないのに,音を立てて蓋が開いた。
不審に思い、
「もしやここに鬼が居たから人が住まなかったのを、知らないで泊まってしまったのでは?」 と怖くなり、逃げようと思い出した。
さりげなく見ると、その蓋が 最初は小さく開いていたのが、徐々に大きく開くように見えたので、
「これは間違いなく鬼だ!」と思い、
「急いで逃げだしたら、 追いかけられて捕まってしまうだろう。しからば、さり気なく逃げよう」 と思って、
「馬たちが心配だ、見に行こう」と言って起きた。
- 359 :東国従リ上ル人、鬼ニ値フ語:2011/11/23(水) 01:00:26.74 ID:LfXgyx4V0
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こっそりと馬に鞍を置いて、這い登って鞭を打って逃げ出したところ、 鞍櫃の蓋が開いて、何者かが出てきた。
極めて恐ろしい声で
「どこへ行こうというのか、私がここに居るのを知らなかったのか?」
と言って追ってくる。
馬を奔らせて逃げながら、振り返って 見たけれども、夜なので、その者の正体は見えない。
ただただ巨大で、言葉にならないほど恐ろしい気配を感じる。
瀬田の橋にさしかかり、どうも逃げられないと思い、馬を捨て、橋の下の柱辺りに隠れた。
「観音よ,お助け下さい!」 と念じて屈んでると、鬼がやって来た。
橋の上で極めて恐ろげな声を挙げて、
「川の者よ,川の者よ」
と何度も叫んだ。
「うまく隠れられた・・・」と思っていたところ
「おります」
と答えて下から出てくるものがあった。
そこも闇が広がり、何者なのか分からない・・・
- 360 :東国従リ上ル人、丁ニ値フ語:2011/11/23(水) 01:03:03.43 ID:LfXgyx4V0
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するとそこへ
「破ぁ!!」
太い光線が双筋飛んできたかと思うと、鬼たちを吹き飛ばした!!
「・・・やれやれ、危ないところだったな」
眩い光が治まった頃、暗がりから一人の男が現れた。
「あ、あなたは?」
「私の名前は丁、この辺りの寺で生まれ育った者だ。
何、うちの寺の本尊が、貴方が危ないと教えてくれたのでな。
急いで駆け付けたのだ。
・・・しかし、鬼と一緒に橋まで吹き飛ばしてしまったな。
また親父に怒られてしまうぜ」
そう苦笑いする丁さんを見て
「寺生まれって、いとをかし!」男は改めてそう思った。
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- 249 :1/3:2011/07/07(木) 23:38:57.63 ID:fJu8rqwF0
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まあ先達と比べれば面白くないだろうが1つ付き合ってくれ
一か月くらい前の話だ。曇っていて月が見えない夜に、俺はそいつに遭遇した。
いつもの如く上司に顎で使われ、うみつかれて歩いていた俺の耳に、何か得たいの知れない声が響いてきた。
声、と表現したのはそれが唯の音素の羅列ではなく、意味のある日本語だったからだ。
「ソテナテイリサニタチスイイメコロシテ」
祝詞である。
想像してみてほしい。真っ暗な夜道、周りに誰もいない場所で祝詞が響きわたるなんてことがあり得るのか。
しかもそれは今は使われていない古いタイプの祝詞である。つまり信心深いお年寄りがなにかに驚いてとっさに唱えているって可能性もゼロだ。
もちろんそんなことを咄嗟に考えられるわけもなく、俺はその場をかけ足で逃げ出した。
ところがその祝詞を唱える声はどんどん近づいてくる。こんなことなら日頃から体を鍛えておきゃあよかった。
こういうときは後ろを見ないのが鉄則だ。振り返ることでスピードが落ちるからな。でも俺は振り返っちまった。そこには
- 250 :2/3:2011/07/07(木) 23:41:05.21 ID:fJu8rqwF0
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――頭だ
人間の頭だけがゴロゴロ転がりながら祝詞を唱えている。暗い所為で男か女か、ましてどんな表情なのかはわからなかった。
恐怖が限界に達したが、声をあげはしなかった。ご近所に迷惑だからと、こんな時なのに考えていた。
そのうち突然ドボーンと何かが水に落ちる音がしてその声は聞こえなくなった。
恐る恐る戻ってみると、そこには排水溝がぽっかりと口を開けていた。
近所のガキが蓋にいたずらした所為で壊れてしまい、数日前からそこの所の蓋はなくなっていたのだ。
おまけにその日は雨上がりで、水嵩が増していた。
間抜けにもあの頭はそこに落っこちて、そのまま流されてしまったらしい。
耳を澄まして見ても水が流れる音だけが聞こえる。
ところが…
突然排水溝から水が逆流してきた。その水に俺は押し流されてしまった。
向こうからあの頭が再びこちらへ向かって着ている!もう駄目だ!
- 251 :3/3:2011/07/07(木) 23:43:54.06 ID:fJu8rqwF0
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その時、その頭の奥から白い人影が凄い勢いで近づいてきた。
Tさんだ!
寺生まれのTさんがバタフライでこちらに向かってきている!
「激流に身を任せ同化する」
Tさんは俺を掴んで岸まで引っ張り上げると、追ってきた頭に対して、
「天を見よ、見えるはずだ・・・あの死兆星が」
というと、胡坐をかいて宙に浮いた。
「破ァン!!」
掲げた手から青白い光が放たれると、その頭はちにゃっと言って消滅した。
「せめて痛みを知らずに安らかに逝くがいい。」
そう云うとTさんは、ユクゾっと言って高速で飛んで行った。
寺生まれって凄い。
俺はそう思ったね。
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- 96 :本当にあった怖い名無し:2011/03/21(月) 14:10:51.89 ID:6rnTG9AR0
- 小学生の頃の話。
夕方家に帰る途中、近所の飼い猫のユキコが路地に入っていくのを見ました。
私は良くその家に行ってユキコと遊んでいたので、
「ユキちゃん、遊ぼう」と声をかけながら路地に足を踏み入れました。
まだ空は明るく、高い建物なんて周りに全然無いのに、路地は暗く、
名前の由来になったユキコの白い身体が薄ぼんやり見えるだけでした。
私は何か嫌な感じがしたので、引き返そうとしましたが
「ふぎゃー!」
ユキコの悲鳴のような叫びに慌てて路地の奥へ向かいました。
二度、右に曲がった(今思えば、何故そんな風に走ったのかわかりませんが)先の光景に
私は足を竦ませました。
- 97 :本当にあった怖い名無し:2011/03/21(月) 14:13:40.29 ID:6rnTG9AR0
- まだハイハイしかできないような赤ちゃんが、ユキコの腹に齧りついて、内臓を食べていたのです。
明らかにこの世のものではないと分かり、早く逃げなきゃ、と思いましたが
金縛りにあったかのように動けませんでした。
やがてユキコは内臓を全部食べられ息絶えましたが、赤ちゃんはまだ満足していないのか、
無邪気な笑顔でこちらに這いよってきます。
顔の下半分と産着がユキコの血で真っ赤に染まって、なのに赤ちゃんは可愛らしい笑顔で。
そのギャップがひたすら恐くて、「助けて助けて」と何度も心の中でお祈りしました。
赤ちゃんはとうとう私の足を掴み、大きく口を開けました。
歯がびっしりと生えていました。
上下じゃなくて、口の中全体に360度喉の奥まで歯です。
その歯の一本一本が別の生き物のようにウネウネ動くのです。
今思い出しても気持ち悪くなるような、化け物の口が私の足に噛みついて……
- 98 :本当にあった怖い名無し:2011/03/21(月) 14:16:17.19 ID:6rnTG9AR0
- 「そこまでだ! 破ァ!!」
寺生まれで霊感の強いTさんの放った青白い光弾が赤ちゃんの口の中に吸い込まれ、
その頭部を粉微塵に粉砕しました。
すると、ワァアアアアアアアアアアアアアアアンンンンンンとスピーカーが壊れた時のような音がして
路地全体が歪み出しました。
「この路地そのものが奴らだったのか!? 早く、ここから逃げるんだ! 急いで!」
動けない私をTさんはその太くたくましい腕に抱えあげました。
生まれて初めて男の人の逞しさを感じて、自分の鼓動が速くなっていくのがわかりました。
なんとかその路地から逃げだした時にはもうすっかり夜になっていました。
「猫ちゃんは可哀想だったけれど、君を助けられよかった。家まで送っていくよ」
私を落ち着かせるために何度も頭を撫でてくれるTさんの、優しげな笑顔を見て
寺生まれって年下でも好きになってくれるのかな? と切ない気持ちになった私でした。
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- 77 :本当にあった怖い名無し:2011/03/14(月) 11:12:34.47 ID:hHH/CjZn0
- 国道5号線の小樽方面へ向かう、とある緩やかなカーブは事故が多い。
それは霊的なものというわけではなく、国道で90キロ100キロ出すのが
普通という北海道の交通事情とブラックアイスバーンによるものだ。
数年前の話になるが、そのカーブで友人がスリップ事故を起こしている。
歩道側に乗り上げたが夜間ということもあり幸い人身被害はなく
後続車と若干接触してリアに凹み傷をつけた程度で済んだ。
その友人が言うには事故当時、カーブに差し掛かったところで
異様なものを見つけてそれに気を取られて事故を起こしたらしい。
カーブの路側帯に沿って何人もの人が列を成していた、というのだ。
その人たちは揃って車道側を向き手招きのような仕草をしていたらしい。
そこで亡くなった人たちが仲間を増やそうとしてる系の話か、と私が言うと
友人は違うと言った。
その手招きの行列も妙だったが、友人が気を取られたものは別のものだったのだ。
- 78 :本当にあった怖い名無し:2011/03/14(月) 11:14:32.40 ID:hHH/CjZn0
-
手招きの行列より上、歩道より奥の山のあたりに陰陽師が立っていたという。
その場所に立っているということはつまり空中であり、なにより
とんでもない巨人ということになる。
友人が言うには写真で人物だけ切り取って、山の辺りに貼り付けたように
見えたという。
友人は手招きの集団ではなく、その陰陽師が“引っ張った”んじゃないか、と話していた。
それからしばらく後のことだ。
私が深夜に同じカーブを通ったときのことである。
友人の話を思い出した私は速度を落としながら路側帯に目をやった。
驚いたことに友人が言っていたような行列が目に入った。
ただ違うのは、彼らは誰一人として手招きなどしていなかった。
そして山のほうに立つ陰陽師も居なかった。
表情はなくただこちらをじっと見つめているような気がした。
カーブはそれほど長いものではなかったが、すごく長い時間を
走っていたように思う。
嫌な感じを受けつつも結局、私は何事もなくカーブを抜けた。
- 79 :本当にあった怖い名無し:2011/03/14(月) 11:16:16.57 ID:hHH/CjZn0
- しかしその瞬間だった。
カーブの終端と同時に途切れていた行列、その最後尾。
そこに今どき珍しい黒い和服の男が立っていて、すれ違いざまに“にや”っと笑ったのだ。
なぜか、近所でも有名な陰陽師のNさんだと、はっきりとわかった。
そして、あっと思った次にはリアのタイヤからぎゅるん、という空回りする音がして
私の車は逆向きになって滑り、歩道側面の石壁に激突しそうになったその時
「神の御加護があらん事を・・・アーメン」
その声と共に私の身体は青白い光に包まれ、地面に優しく寝かされていた。
教会生まれで神父のKさんがそこにいた。
「N、あなたでしたか」
「おのれ、貴様まで邪魔をするか」
いつの間にかNさんは全身黒いモヤに包まれ、その場から消え去った。
「彼にも神の御加護があらん事を・・・」
慈愛と哀惜に満ちた瞳で胸の前で十字を切りながら、呟くKさんを見て、
教会育ちって優しい、と俺は感動を覚えずにはいられなかった。
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- 41 :本当にあった怖い名無し:2011/02/24(木) 20:39:36.83 ID:e72VRn0Z0
- 俺の近所には古い石灯篭が並んでるところがあるんだ。
夜中になるとその灯篭の一つに灯が灯るって噂があってな、
友達と一緒に確かめにいったんだ。
丑三つ時を選んで、護身用にガスガン持ってな。
で実際行ってみたら灯ってんだよばっちり。
俺はチキンだったから帰ろうぜっていったんだが、その時だ。
灯篭の裏からこれぞ幽霊!!ってやつが出てきたんだ。
恨めしそうな顔で、髪の毛がばさばさの女で、それがこっちに
向かってきたんだ!!
「うわぁぁぁ!!」
俺はガスガンをぶっ放した。でも幽霊だからか全然当たらない
!!もうだめだ!!
「そこまでだ」
突然声がした。その方向をむくとバイトの先輩で霊感の強い
寺生まれのTさんだ。
「噂を利用して人の生き血を啜る妖怪め!!破ぁ!!」
Tさんの手から青く輝く光弾が放たれた!!だがそれは幽霊
ではなく、灯りの灯る灯篭に激突した。
「ぎゃぁぁぁ!!」
すると幽霊は苦悶の表情を浮かべて消滅した。
「さも恐ろしい化身を作り、無関係そうなものに化ける。
古典的な手だな」
そういってTさんは煙草に火をつけた。
あとでTさんに訊いたのだが、あれは化け灯篭という妖怪で、
噂などで人間をひきつけ、生き血を貪っていたのだそうだ。
本体はあの石灯篭の中にいたらしい。
そんなのを瞬時に見抜くなんて
寺生まれって凄い。俺は本当にそう思った。
- 21 :本当にあった怖い名無し:2011/01/28(金) 15:03:55 ID:tC54SrWYO
- 大学生のときのイタズラ
20歳超えると、よく英会話だのセールスの電話がかかってきた。
内容はどこかで会って話しがしたいとのことだったので
ある日、「めがねをかけて赤い上着を着て自転車にまたがって○○公園で待ってます」
と約束した。
その後、友人たちに協力を要請。
20人ほどのめがねを掛けて赤い上着を羽織った自転車野郎が○○公園に集合。
あまり広くない公園で、20人がそれぞれに時間をつぶしている。
また1人野郎が公園に入ってきた。
誘った人間はそろそろ揃ったかとぼんやり考えていたのだが、奴は俺達を見渡したかと思うと、何やら呪文のようなものを唱えだした!
しまった!奴は寺生まれで霊感の強いTさんだ!!
「大人数で女の子一人を恐怖に陥れようだァ!?自転車野郎の名が泣くぜ!!破ァ!!!」
そう叫んだ後俺達の中央にある噴水が青白く輝き出した!
「ん?お姉さんはまだ来てないのか」
Tさんはそう呟くと、噴水の輝きは、まるで何もなかったかのように光を失い
「お姉さんが来るまで待機してるわ。来たら呼んでくれ」
そう言いつつ茂みに隠れるTさんを見て、寺生まれって凄い、改めてそう思った
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