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- 415 :1:2010/02/27(土) 20:13:28 ID:faj2cxwk0
- 47 本当にあった怖い名無し [] 2010/02/22(月) 16:53:53 ID:0VeJrv2L0 Be:
昨日の夢です。 場所は小学校の校舎
懐かしい気持ちいっぱいで中を散策していると、
急にチャイムの音が聞こえました。
キーンコーン カーンコーン
ふと廊下の左側にある窓ガラスに映る自分を見てみると、
女の子を肩車している。重さというか肩車をしている感じさえしない
その女の子は黄色い帽子を目深くかぶって、赤いスカートをはいている。
私はまったく恐怖心を感じずそのまま歩く。
歩くたびに窓ガラスに映る女の子が、まるでパラパラ漫画を見るように
上体を動かしていく。どんどん揺れるスピードがはやくなって高速で頭が
ぶれていく。頭がとれるんじゃなかろうかってくらいにブンブン、ブンブンと。
さすがに気持ち悪くなってきて、来た道を戻ろうと、振り返ろうとしたら
両頬をガシっと両手でつかまれ顔を動かす事ができない。
焦りだす私を尻目に ピンポンパンポーン 校内アナウンスが流れた
「次は何町に住むAさん(私の名前)に決まりました。おめでとうございます。
Aさんの頭がなくなるまでもう少しの辛抱ですよ。」
もう訳が分からず私は廊下を進みます。
右手にある教室に明かりがついているので中を覗き見ると子供たちが
楽しそうに大人たちの手足を切り落としているところでした。
のこぎりを引く女の子。ナイフを突き刺し、千切りとろうと悪戦苦闘する
男の子。私は声を出さないよう吐き気を我慢し走り出しました。
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- 416 :2:2010/02/27(土) 20:16:04 ID:faj2cxwk0
- 「Aさんの足がなくなりました。」 アナウンスが流れます。
と同時に目の前が明るくなり私は教室の中にいました。
「次はこれだね。」
男の子が呟き私の足にのこぎりをあてます。
もう無我夢中で男の子を突き飛ばした私は教室を飛び出しました。
その途中に、いくつか教室があったのですが見る余裕もなく、
出口であろうと思われる運動場へでる扉を探しました。
必死に走っている途中廊下の窓ガラスに映る私の頭の上には女の子が楽しそうに頭を振り続けています。
「Aさん Aさん 何何町に住むAさん。今は図工の時間ですよ。」
アナウンスが流れました。 必死走る私の10m先に扉が見えます。
片方の扉が開きかけ、外の明かりがみえました。
たすかったぁ 安堵感がこみ上げ私は扉を開けました。
頭頭頭頭頭 子供子供子供子供子供 頭と子供
女の子が大事そうに男の頭を抱きかかえています。
もう一人の子は地面においた頭の上に逆さまになって倒立しています。
おでことおでこをくっつけている男の子もいます。
キーンコーン カーンコーン チャイムが鳴り響きます。
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ
一斉に子供たちが振り返ります。墨色の袈裟を脱ごうとしている、寺生まれのTさんが、そこにはいました。
「袈裟をマジックテープにしてよかったぜ。亡者に引かれずに済んだ」
上半身をあらわにしたTさんは、腕に力をこめると青白い光を発射しました。
「無害な霊を操り、領土を広げるチンケな悪霊め! 破ァ!」
それはカーブを描きながら、放送室に向かっていきます。
「子供に悪い遊びを教えちゃいけないぜ。子供を守るのは大人の役目だ」
放送室が崩壊すると、子供たちはほのかな人魂になって空へ向かいました。
Tさんは、子供の霊に「今時マジックテープかっこわるい」といわれ、「破ァーッ!」と光弾を発していました。
寺生まれってスゴイ。改めて時代遅れだと思いました。
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- 347 :本当にあった怖い名無し:2009/12/31(木) 01:00:27 ID:N+H3sWYaO
- 俺は久々に嫌な夢を見た
ノコギリを持った男が俺の部屋に立っている・・・
俺は恐怖のあまり動くことが出来ず、ただその男を眺めている。
すると男は突然ノコギリで家の柱を切り出した!
思わず「やめろ!!」と叫ぶ俺
するとゆっくりこちらを振り返る男
その顔は、見るも無残に潰されて顔中に釘が打ち付けてある
「お前もこうなりたいのか?お前もこうなりたいのか?
してやろうか?してやろうか?」
ゆっくり俺に近づく男・・・俺は金縛りにあったように動けず、そして・・・
男のノコギリが俺の顔に・・・
そこで目が覚めた
嫌な夢だ、後味が悪い・・・俺は水を飲もうと立ち上がった
俺の目に飛び込んできたのは、無残にも傷つけられた家の柱!
俺は恐怖で腰を抜かしてしまった、あの男は現実に!!
そして次はホントに俺の顔が刻まれてしまうのではないかと
その日のバイトで、俺は寺生まれで霊感の強いTさんにその夢を相談してみた
しかし、Tさんは「しょせん夢だろ?」と冷たい対応
仕方がなく俺は教会育ちで神父のKさんに相談する事にした
- 348 :本当にあった怖い名無し:2009/12/31(木) 01:02:50 ID:N+H3sWYaO
- しかしKさんは俺に「大丈夫です、あなたには私と聖なる力が付いています」とだけ言って帰って行った
次の日、不安ながらも朝の早かった俺は床に付いた、そこでまた夢を見た
「つづき、つづき、つづき!つづき!つづき!つづき!」
またあの男だ!!俺は夢の中でKさんの事を信じて必死に恐怖に耐える事しか出来なかった
しかしKさんは一向に現れない・・・男はついに俺にノコギリを振りかざした。
もうおしまいだ!!
そう思った次の瞬間、Kさんが部屋の窓を派手に割って俺の目の前に現れた。
「あいたた…やはり派手なアクションは私向けじゃありませんね」
Kさんに気付いた男は、背を向けた彼の頭目掛けてノコギリを振り下ろした。
「Kさん!危ない!!」
俺がそう叫ぶと、なんとKさんは素手でノコギリを受け止めた。
「神の御加護があらん事を・・・」
Kさんがそう呟くと、男の動きが凍り付いたように静止した
「ア ー メ ン」
Kさんが胸の前で十字を切りながらそう唱えると、男の体はまばゆい光に包まれて跡形も無く吹き飛んだ
Kさんは手に刺さったノコギリを抜いから、血まみれの手を隠すようにしてこちらを向いて微笑んだ。それから俺は夢から目覚めた
その話をTさんに話すと
「全身を吹き飛ばすとは・・・あいつまた強くなりやがったな・・・」Tさんはタバコに火を付けながらそう呟いた。
「困っている人を見捨てるとは、貴方も堕ちたものですね」
どこからともなく現れたKさんがTさんに言った。
「俺だって悪霊払い三昧で忙しいんだよ。それよりお前、その手はどうした?」
「これは・・・料理中にちょっと手を滑らせてしまいまして・・・ね」
寺生まれもスゴイけど、教会育ちもスゴイ、俺は新しい感動を覚えずにはいられなかった。
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- 289 :本当にあった怖い名無し:2009/11/23(月) 12:28:05 ID:oRYWyrB00
- ジョバンニは姉と病気の母と、三人で暮らしていました。
父は漁のために北の海に行ったまま消息がわからず、母は病気で家から出られないので
姉とジョバンニは苦しい家計を支えるために、学校に出かける前と帰ってからの朝夕、
毎日のように活版所で活字を拾い、お金を稼ぐ生活をしています。
そのため友だちと遊ぶ時間は無く、学校で勉強が上手くいっていないことや
父が帰ってこないことで、他の子ども達からはよくからかわれていました。
幼なじみのカムパネルラだけは、ジョバンニをからかうことは無かったけれど
仕事が忙しく、もう長い間一緒に遊んでいませんでした。
ある日、母のために牛乳を買いに向かう途中、今日がケンタウル祭りの日である
ことを知ったジョバンニは、カムパネルラを誘って祭りに行こうと思いました。
けれど、街角でばったり会った意地悪な同級生のザネリに辛い言葉を浴びせられ
逃げるようにして町外れの小高い丘に登ったのです。
丘から見える町の灯りは闇の中を、まるで海の底のお宮の景色のようにともり
子ども達の歌う声や口笛、きれぎれの叫び声かすかに聞こえてくるのでした。
しばらく野原の上に寝そべって、遠く星空に思いを馳せていたジョバンニでしたが
ふと気がついてみると、いつの間にか、夜の鉄道の、小さな黄色の電燈のならんだ
車室に、窓から外を見ながら座っていたのです。
- 290 :本当にあった怖い名無し:2009/11/23(月) 12:30:31 ID:oRYWyrB00
-
辺りを見渡すと、ジョバンニのすぐ前の席に、どうも見たことのある子どもが
窓から頭を出して、外を見ているのでした。
それはカムパネルラだったのです。
「ああ、そうだ。僕はカムパネルラと誘い合って旅をしているんだ」
それから、二人で汽車の外から見える天の川の話や汽車の行き先の話をしたていたら、
カムパネルラはポツリと
「誰だって一番善い事をしたら幸いなんだねえ。だから、おっかさんは許して下さると思う」
と言いました。
しばらく汽車が走ると小さな子2人と学生がびしょびしょに濡れながら乗ってきました。
訊けば、氷山にぶつかって沈んだ船に乗っていたと言うのです。
「なんとかして救命ボートにこの子たちを乗せようと思いましたが
ボートまでのところには、まだまだ小さな子ども達や親達がいたのです。
勇気を出して押しのけようかとも思いましたが、そこまでして助けるより
このまま皆で天国に行く方がこの子たちの幸福とも思い、
こうしてこの汽車に乗っているのです」
- 291 :本当にあった怖い名無し:2009/11/23(月) 12:32:56 ID:oRYWyrB00
- その後も汽車はどんどん進んでいろいろな人と出会い、別れていきました。
汽車はやがて天上の駅に着き、学生と子ども達も降りていき、遂にはカムパネルラと
ジョバンニの2人だけになりました。
ジョバンニはカムパネルラに
「僕たちは、どこまでもどこまでも一緒に行こうね」と言うと
「ああ、きっと行くよ」とカンパネルラは答えました。
でも次の瞬間、カムパネルラは汽車から居なくなり、ジョバンニは夢から覚めました。
夢から覚めたジョバンニは急いで牛乳を受け取りに行き、その後、カンパネルラが船から落ちた
ザネリを助けた後、行方が分からなくなった事を知りました。
カムパネルラがもうひとりで銀河のはずれまで行ってしまったことを感じたジョバンニは
いろいろなことで胸がいっぱいで何も言えず、河原を駆けだしました。
その時です。
「ぷ破ぁっ!!」
ぐったりしたカムパネルラを担いだ、寺生まれのTさんが夜の水面に顔を出したのです。
Tさんはジョバンニにカムパネルラの身体を預けると、やさしい、チェロのような声で話しかけました。
「今回は運良く助かったけど、本当のお別れってのはいつか必ずやってくるんだ。
終着駅は人それぞれ違う。お前はお前の切符をしっかりと持っておくんだよ」
そう言い終わるやいなや、Tさんはジョバンニの手から牛乳を取ると一息に飲み干し、また河に帰っていきました。
帰ってきたカムパネルラと空になった牛乳瓶を見て、ジョバンニは、何とも言えず
うれしいような悲しいような気がするのでした。
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- 252 :本当にあった怖い名無し:2009/11/04(水) 21:52:07 ID:1YAF62tU0
- 深夜二時ごろ、家に帰る途中で腹が痛くなって、ある公園のトイレで大便をしたんだ。
その公園は昔ホームレスが自殺したって話で、普段は深夜に絶対近づかないんだけど、その日は背に腹は代えられず仕方なく入った。
薄暗くて不気味で、汚れた壁は落書きだらけ、そんな男子トイレで、なんか寒気がするなーとビビりながら無心で用を足したんだ。
出した後で紙がない事に気付いた。
仕方なく、女子トイレからトイレットペーパーを拝借する事にして、一旦ズボンを上げて外に出た。
女子トイレって外からは見えないように作られているから、入口から中は全く見えないんだよね。
中に人がいたら変態になっちゃうから、入口にむけて
「すいませ~ん、すいませ~ん」
って何度か呼びかけて、返事がないのを確認した後、おそるおそる女子トイレを覗きこんだんだ。
すぐに違和感を感じた。
人の呼吸というか、気配があるんだよね、それにじっと見られてる感じがする。
視線を辿ると、奥に個室が2つ見えた。
右は空いてるんだけど、左は閉まってる。だけど、鍵はかかってないんだ。lockのマークになってないのね。
あれ? って首を傾げた。
明らかに人が入ってるよな、て。
中でドアが開かないように押さえているんだ、と。
だけどなんで? 返事をしないのはおかしい。
それに、物音一つたてずに静まりかえってるのがやけに不気味で、中に入るのを躊躇したんだよね。
- 253 :本当にあった怖い名無し:2009/11/04(水) 21:52:48 ID:1YAF62tU0
- ちょっと考えて、もしかして、中にいた女の人は用を足す途中で、返事するのが恥ずかしかったのかもって思った。
今も音とか聞かれたくなくて、じっとしてるのかもってね。
だから、トイレの傍にあるベンチで座って少し待つ事にしたんだ。
だけど5分くらい待っても誰もでてこない。お尻のうんこも時間が経って気持ち悪い。
決心してまた女子トイレに声をかけたんだ
「すいませ~ん、紙借りても良いですか?」
返事は無かった。おそるおそる再び中を覗いて、びっくりした。
今度は、右のドアが開いて、左のドアが閉まってる。
中の人が移動してるんだよね。そして、開いてる個室には、見えるようにトイレットペーパーが8束くらいつまれてるんだ。
それを見て血がひいて、ゾクッとした。
あっ、中に入れたいんだ、誘い込もうとしてるんだって。
おそらく男子トイレの分のトイレペーパーも全部そこに集めて、取りにくるのを待ち構えてるんだ。って。
それに気付いた恐怖で、つい呆然と立ち尽くしてた。
そしてたら、閉まってる個室の中から、低い、じじいみたいな声が聞こえたんだ。
「紙、あるよ」
って。
- 254 :本当にあった怖い名無し:2009/11/04(水) 21:54:31 ID:1YAF62tU0
- そしてゆっくりと、閉まってたドアがギィィィィっと開きはじめた。
隙間からは、吊り上がった恐ろしい目がこちらを覗いていた。
直ちに身を翻して、全速力で、逃げ出さなくてはならない。
そんな事分かってる。しかし、腰を抜かしてしまったのか、足が竦んでしまったのか
誰かに掴まれいるみたいに体の自由がきかない。
俺は、既に誘い込まれていたんだ。
少しずつ、少しずつ。何かに引きずられるように、俺の体は開かれたドアに近づいていく。
その分、体は軋み意識は遠のいていく。もういい、もういい。もう早く楽にしてくれ!
そう念じたその時だった。
「おい!」
聞き慣れた声が頭にこだました。懐かしくて力強いバリトンだ。
助けが来たのか?でも一体どこから・・・?
「おいってば!いつまで寝てんだよ!軽めの破ぁっ!!」
目を開くと俺は電特急電車の座席にいて、隣に座った寺生まれのTさんが
面倒くさそうな顔でこちらを見ていた。
全部夢だったのか。長時間の電車移動に疲れて眠ってしまっていたようだ。
なにやら頬の辺りがじんじんと痛むが、とりあえずTさんに何事か聞いてみる。
「もうすぐ静岡だぞ、そっちの窓から富士山見えるんじゃないか」
なんとTさんは、俺が富士山を見逃さないようにと起こしてくれたのだ。
それも、手から気の弾まで打ち出して。
結局、急な大雨で俺達は富士山を見れなかったけど、寺生まれってやっぱりすごい。
鯛飯をパクつきながら、なんとなくそう思った。
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