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あのマンションの7階の705号室の部屋の床に丸い円が書いてあってそのなかに入るとね・・・
そんな噂のマンションへ向かった俺達カップルと友人Aカップル
例のマンションの周りは異様な空気に包まれていた
現場に着くと確かに黒っぽい線で囲まれた半径1m位の円がある
部屋も真っ暗で月明かりに照らされている
女の子がいたら泣き出すような・・・なにかでても変じゃない・・・異様だ
「じゃあ俺が入ってみるわ」
「えーやめようよーもう帰ろ!あたし怖いよ・・・」
「ここまで来てそりゃねーよ。どうせなんもねーんだしさっさと入って帰ろうぜ。な?」
そういうとAは円のなかへジャンプした
A「な?なんもねーじゃん。さ帰ろただのよくあ・・・」
Aの顔面が突然爆発
・・・しない?
「なーんちゃってびっくりした?」
「もーやめてよ!急に黙るからびっくりしたじゃん!」
おかしい
なんで爆発しない・・・ちゃんと脳に遠隔操作の爆弾を仕掛けたのに・・・
おかしいよ なんで なんでなんで
「あの物騒なもんなら俺がさっき取り除いたぜ」
暗がりから姿を現したのは寺生まれで霊感の強いTさんだった
こちらに向けた手のひらは軽い火傷のようになっている
「こういう曰く付きの場所で人が死んだりすると余計厄介なことになるんでな
警察には秘密にしといてやるからもう火遊びはやめといた方がいい」
「え・・・なんかこの人変なこと言ってるんだけど・・・怖」
「絶対変質者かなんかだよ早く帰ろーよ」
「いや俺は全然そういうアレじゃなくて別に普通だぜ・・・破破破」
女の子たちがひそひそ話し始めてTさんはテンパっていたけれど、
寺生まれは甘く見ないほうがいい、俺は苦虫を噛み潰すような思いだった
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・・・しない?
「なーんちゃってびっくりした?」
「もーやめてよ!急に黙るからびっくりしたじゃん!」
おかしい
なんで爆発しない・・・ちゃんと脳に遠隔操作の爆弾を仕掛けたのに・・・
おかしいよ なんで なんでなんで
「あの物騒なもんなら俺がさっき取り除いたぜ」
暗がりから姿を現したのは寺生まれで霊感の強いTさんだった
こちらに向けた手のひらは軽い火傷のようになっている
「こういう曰く付きの場所で人が死んだりすると余計厄介なことになるんでな
警察には秘密にしといてやるからもう火遊びはやめといた方がいい」
「え・・・なんかこの人変なこと言ってるんだけど・・・怖」
「絶対変質者かなんかだよ早く帰ろーよ」
「いや俺は全然そういうアレじゃなくて別に普通だぜ・・・破破破」
女の子たちがひそひそ話し始めてTさんはテンパっていたけれど、
寺生まれは甘く見ないほうがいい、俺は苦虫を噛み潰すような思いだった