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WBC開幕。
しかしイチローの不調は深刻な状況だった。
他の選手の活躍で勝ち進んではいるが、どうしてもイチローの打順で途切れる攻撃。
日本の世論の風当たりも強くなり、もし敗退すればイチローが批判の矢面に立つ事は明白だった。
そして迎えた決勝戦、相手は因縁の相手韓国。
同点のまま迎えた延長10回、2アウト1塁。バッターボックスはイチロー。
本来の調子のイチローなら勝ち越し点が当然の場面だが・・・。
「遅くなっちまったが、間に合ったぜ」
韓国への応援一色の球場の片隅で、ひとり応援する僕に声をかける人がいた。
振り返るとそこには傷だらけ男が。寺生まれで霊感の強いTさんだ。
「韓国代表め、随分念入りに呪いをかけてやがったが、お陰で時間がかかったがもう大丈夫」
そういうとTさんは両腕をバッターボックスのイチローに向けた。
「破ぁーーーーーーーーーー!!」
Tさんが叫んだ瞬間、イチローの体の周りに一瞬黒い靄が浮かび、そして弾けた。
「これでイチローにかかっていた呪いはとけた」
そうTさんが言った直後、イチローはセンターへの痛烈なヒットを放ち、日本勝ち越し。
その裏の韓国の攻撃をダルビッシュが抑え、日本はWBC連覇を成し遂げた。
「話によると、イチローがヒットを打った瞬間、2ちゃんねるじゃ5鯖31板が落ちたらしいぜ」
村田のユニフォームを眩しげに見つめそう言うTさん。
寺生まれって本当にすごい。改めてそう思った。
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