×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
- 30 :1/2:2011/02/09(水) 15:24:50 ID:yJ79+gOf0
- 3歳の娘が毎夜悪夢を見るようになった。
夜中に泣きじゃくるので、親子そろって寝不足だ。
困った俺は、高校の先輩で寺生まれのTさんに連絡を取った。
「とりあえずお前の家に泊めさせてくれ」
煙草の煙を吐きながらTさんはそういった。
丁度嫁は用事があって遅くなるそうだ。
警戒する娘に対し、Tさんは頭を優しくなでながら
「安心しな嬢ちゃん、お兄さんはアンパンマンみたいに強いからな」
といった。
そして深夜、寝ていた娘が例の如く泣き始めた。Tさんはすぐに飛び起きた娘の額に手をあてると、なにやら呪文を唱えた。
「破ぁーー!!」
Tさんが気合いをこめると、娘から黒い影が飛び出した。
「か弱い幼女に悪夢を見せる卑劣なやつめ!!」
そういってTさんが手を翳すと、青白い光弾が放たれた!!
PR
- 31 :2/2:2011/02/09(水) 15:25:34 ID:yJ79+gOf0
- だがその黒い影は光弾を躱すと、巨大なフクロウの姿を現わした。
フクロウは娘に向かって突進していく!!
その時、
「そこまでだ」
黒い人形大の大きさの何かがフクロウに飛びかかり、ダウンさせた!!フクロウはそのまま姿をけした。
2本の角、尖った尻尾、ギザギザの歯…
飛びかかった影の正体はばいきんまんだ!!
「破ヒフヘホ~。まだまだ修行がたりないぞT!!」
そうTさんにいうと、バイバイキーンと飛び去った。
「やれやれ、ありゃ親父の使い魔だな。まだまだ親父にはかなわんか」
そういってTさんはがっかりしていた。
寺生まれって凄い
俺は娘にあのばいきんまんのお人形が欲しいとせがまれながらそう思った。
追記を閉じる▲
- 23 :1/2:2011/02/01(火) 01:44:12 ID:e6aB2UqE0
- 最近、夜寝付けなくなった。
夜中になにかがおれの部屋をうろついているのだ。
親父に相談したところ、一振りの日本刀をみせ、
それを枕元に置けというのだ。
「それはお前の婆ちゃんがどこからか貰ってきた守り刀だから
きっとお前を守ってくれるはずだ」
正直信用できなかった。婆ちゃんは生前俺に厳しかったからだ
。少し起きるのが遅かっただけで、洗面器に貼った水をぶっか
けられたこともあった。
ともかく、その刀を枕元に置いて寝てみた。
はたして夜中、またもうろつく気配が現れた。
やっぱりかとおもいながら朝までやりすごそうとしていると、
その気配が俺の頭の近くで止まった。おれの顔を覗きこんでい
るらしい。
もう怖くて、逃げたかったんだが、お約束の金縛りで動けない
。
ふと気配がなくなったので、恐る恐る薄目を開けてみると
真っ黒な顔をした大男が不気味な笑みを浮かべていた。
- 24 :2/2:2011/02/01(火) 01:46:39 ID:e6aB2UqE0
- もうだめだと思ったその時
「おいおい、どうせ覗くなら野郎じゃなくてきれいな姉ちゃんにでもしたらどうだい?」
突然ドアを開けて入ってきたのは、近所でも有名な寺生まれで霊感の強いTさんだ!!
大男はTさん目掛け猛然と突っ込んでいった。しかしTさんは一向に慌てずに気をためていた
「いくぜ、破ぁーー!!」
青白い光弾が大男目掛けて放たれた。しかし大男は両手をクロスさせて光弾を受けとめた。
「やれやれ、しぶといやつだ。だがこっちにはこれがあるんだ」
いつの間にか守り刀を構えていたTさんは大男に切りかかった。大男は光の束になって消えていった。
「ありがとうTさん、でもどうしてここに?」
Tさんは服の袖を絞って、水をだすと、
「婆さんにいっといてくれ、今度はもう少し穏便に起こしてくれとな」
寺生まれって凄い。
俺は久々に婆さんの墓に手を合わせながら、改めてそう思った。
追記を閉じる▲
- 21 :本当にあった怖い名無し:2011/01/28(金) 15:03:55 ID:tC54SrWYO
- 大学生のときのイタズラ
20歳超えると、よく英会話だのセールスの電話がかかってきた。
内容はどこかで会って話しがしたいとのことだったので
ある日、「めがねをかけて赤い上着を着て自転車にまたがって○○公園で待ってます」
と約束した。
その後、友人たちに協力を要請。
20人ほどのめがねを掛けて赤い上着を羽織った自転車野郎が○○公園に集合。
あまり広くない公園で、20人がそれぞれに時間をつぶしている。
また1人野郎が公園に入ってきた。
誘った人間はそろそろ揃ったかとぼんやり考えていたのだが、奴は俺達を見渡したかと思うと、何やら呪文のようなものを唱えだした!
しまった!奴は寺生まれで霊感の強いTさんだ!!
「大人数で女の子一人を恐怖に陥れようだァ!?自転車野郎の名が泣くぜ!!破ァ!!!」
そう叫んだ後俺達の中央にある噴水が青白く輝き出した!
「ん?お姉さんはまだ来てないのか」
Tさんはそう呟くと、噴水の輝きは、まるで何もなかったかのように光を失い
「お姉さんが来るまで待機してるわ。来たら呼んでくれ」
そう言いつつ茂みに隠れるTさんを見て、寺生まれって凄い、改めてそう思った
- 10 :本当にあった怖い名無し:2010/12/09(木) 11:45:10 ID:Gk4uS10+0
- 敵地、西京極スタジアムで迎えた京都戦
既に降格が決まっている京都相手に2失点、攻撃陣も勢いを見せず惨敗だった
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「来年はJ2か」の声
無言で帰り始める選手達の中、昨年のJリーグベストイレブン、石川直宏は独りベンチで泣いていた
ナビスコ杯で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今のFC東京で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」石川は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、石川ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」石川は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、石川はふと気付いた
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した石川が目にしたのは、バックスタンドまで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにLA EDOGAWAが響いていた
どういうことか分からずに呆然とする石川の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ナオ、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った石川は目を疑った
「ど・・・土肥さん?」 「なんだナオ、居眠りでもしてたのか?」
「み・・・三浦コーチ?」 「ナンダ石川、カッテニ三浦サンヲ引退サセヤガッテ」
「ルーカスさん・・・」 石川は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
FW:戸田、ルーカス MF:ケリー、三浦、今野、石川 DF:金沢、ジャーン、茂庭、加地 GK:土肥
暫時、唖然としていた石川だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
今野からユニフォームを受け取り、グラウンドへ全力疾走する石川、
- 11 :本当にあった怖い名無し:2010/12/09(木) 11:46:25 ID:Gk4uS10+0
- 「そこまでだ!」
突然、客席から飛び込んできた男に石川は見覚えがあった。寺生まれで霊感の強いTさんだった。
「Tさん!? なんでこんなところに」
「やれやれ危ないところだったぜ。こいつらはお前のチームメイトじゃない。
ナビスコの悪霊だ! 幻覚を見せてお前を取り込もうとしているんだ!」
Tさんの言葉が終わるか終らぬかのウチに、選手や観客達の顔は恐ろしい化け物へと変化していく。
そしてTさん目掛けて一斉に襲い掛かった。
だが、Tさんは華麗なドリブルで彼らを一人ずつ抜き去っていく。
緩急自在のドリブルに悪霊たちは翻弄されるばかりで、触れることすらできない。
「ボールは友達! 破ぁ――ッッ!!」
ついにゴール前でフリーになったTさんが土肥目掛けてシュートを放つと
ボールが青白い光弾へと変わり、土肥を貫いてネットへと突き刺さった。
眩い輝きに石川が目を瞑った次の瞬間、試合終了のホイッスルが響き渡る。
恐る恐る石川が目を開けると、そこにはガランとした無人のスタジアムが拡がるのみだった。
「危なかったな。このまま飲み込まれていたら、J2という現実を受け入れられず来期の昇格がなくなるところだった」
紫煙を燻らせながらロッカールーム闇に消えてゆくその背中をみて、石川は、
寺生まれってスゴイとその時改めて思うと共に、来期は絶対昇格してみせると誓うのだった。
追記を閉じる▲
- 564 :本当にあった怖い名無し:2010/09/16(木) 18:07:14 ID:x5oSuK0o0
- 深夜ラジオの投稿がきっかけで、業界で仕事していたときのこと。
大物歌手の自宅で開かれる誕生会に呼ばれた。
10人ほどが集まりプレゼントを渡した後に宴会が始まった。
その人は酒癖が悪いと業界でも評判の人で、宴が進むうちに誕生日を祝いに来た人たちに絡み始めたんです。
そのうち俺のところに来て「浮気ばかりしているから嫁さんに逃げられるんだ」と言いながら、飲めない酒を無理強いしてきました。
俺は「もう飲めません、勘弁してください」と断っていたら「あたしの酒が飲めないなんて、この業界でやっていけないよ」と脅し始めたんです。
「飲めない奴に無理強いするんじゃねぇ」
声がしたほうを見てみると、寺生まれで霊感の強い大物プロデューサのTさんでした。
「いつまでもあんたの時代じゃないんだぜ」
語り掛けるようにそうつぶやくと、Tさんは大物歌手目掛けて「破ぁーーーー!!」と両手を突き出したのです。
掌から放たれた青白い光弾は大物歌へ向かっていった、その時。
「ハァッ!!!」
気合とともに大物歌手から金色のまばゆい光が放たれて、Tさんの光弾をはじき返したのです。
はじき返された光弾をまともに受けたTさんはその場に倒れてしまいました。
「あたしに楯突くなんて10年早いんだよ」
大物歌手はそう言い捨ていると、みんなをつれて外へ飲みに行ってしまったのです。
俺は口から蟹のように泡を吹いて倒れているTさんを見ながら
「ゴッドねーチャンって凄い…」
改めてそう思うと同時にこの業界に見切りをつけて政治家を目指すことにしたのです。
- 562 :本当にあった怖い名無し:2010/09/05(日) 21:45:16 ID:OMY/kvVUO
- この間、残業で遅くなった日の帰りの話。
ど田舎の街灯もまばらな雑木林の道を抜ける時、俺の左肩から背中にかけてすっげー嫌な感じがした。
ズシッと何かがのし掛かってくるような重みと筋肉の硬直感。
この辺、何かろくでもないのがいると専ら噂されている場所だった。
俺の町内の何人後からの足音に振り向くと、この世ならぬものを目にしたらしい。
一歩一歩、光の届かない方へ足を踏み出す。影は俺ひとり分しかないのに、後ろから足音が重なり少しズレて聞こえ始めた。
胸を締め付けるよな息苦しさを感じた。心臓が早鐘のように鳴る。
俺は直感的にまずいと感じた。
こういうとき、昼飯を一緒に食べに行った友人のTみたいな奴が一緒にいれば心強かったんだが。
そういやTからヤバいと思った時に使えと渡されたものがあったことを思い出す。
慌てて鞄から取り出したそれは何かの粉が入った小瓶だった。
縋る思いで蓋を空け、粉をひとつまみ重みを感じる肩越しに後ろへ振りかける。粉は青い燐光を発し後ろの何かに当たった。
『ぐぎゅー』
後ろの方からくるぐもった悲鳴が上がった。
俺は一目散にその場から駆け出し、なんとか家にたどり着いた。
いつの間にか肩の重さも、胸の苦しさも解消されていた。
その時電話が鳴った。
「もしもし。Tだけど、今日飯食った時にお前に渡す御守りと俺用の塩を間違えて渡したみたいなんだが、お前の手元にあるか?」
俺は握りしめていた瓶を玄関の明かりの下、まじまじと眺めた。
『破ぁ か た の 塩!』
寺生まれって凄い。
俺は茹で卵にTの塩をかけつつ思った。
- 531 :壱:2010/07/07(水) 23:03:42 ID:q7IOZm2f0
- この話は霊感の強い友達の話。
その友達は中学生の時からの付き合いで、30手前になった今でも
けっこう頻繁に遊んだり、飲みに行くような間柄。
で、その日も飲みに行こうかってことで、とりあえず俺の家に 集合することになったんです。
先にそいつと、そいつの彼女が到着して、ゲームしながらもう一人の女の子を待ってたんです。
その霊感の強い子をM、遅れてくる子をS、俺のことをAとしますね。Mの彼女はKで。
で、40分くらいしたころかな、Sちゃんがやってきたんです。
その瞬間、というかSちゃんの車が俺ん家の敷地に入った瞬間かな
Mが「やべぇ。これやべぇ。やべ・・・・ どうしよ・・」
って言ったんです。
Sちゃんが俺の部屋まで上がってきました。
Mは顔面蒼白ってかんじで、
M「Sちゃんよ・・・・ 何持ってきたん?出してみ・・・」
S「え?え?もしかして私やばいの持ってきちゃった・・・のか・・な?」
M「うん・・」
S「これ・・・来週家の納屋を解体するんで掃除してたら出てきたん」
そういってSちゃんは木箱を出したんです。
20?四方ほどの木箱でした。電話でパズルって言ってたのはこのことだろう、
小さなテトリスのブロックみたいな木が組み合わさって箱になってたと思う。
M「それ以上触んなや!触んなや!!」
その瞬間、Mはトイレに猛ダッシュ「おぅえぇええ。ぅぇえぇうぇええええ」
嘔吐の声が聞えてきました。
一通り吐き終えたMが戻ってきました。
Mが携帯を取り出し電話をかけました。
M「Tさん・・・・コトリバコ・・・ コトリバコ友達が持ってきた」
M泣いてました。Tさんに電話かけて泣いてる29歳・・・
それほど恐ろしいことなんでしょう。俺も泣きそうでした。
- 532 :弐:2010/07/07(水) 23:04:42 ID:q7IOZm2f0
- M「それ以上触んなや!触んなや!!」
その瞬間、Mはトイレに猛ダッシュ「おぅえぇええ。ぅぇえぇうぇええええ」
嘔吐の声が聞えてきました。
一通り吐き終えたMが戻ってきました。
Mが携帯を取り出し電話をかけました。
M「Tさん・・・・コトリバコ・・・ コトリバコ友達が持ってきた」
M泣いてました。Tさんに電話かけて泣いてる29歳・・・
それほど恐ろしいことなんでしょう。俺も泣きそうでした。
それからしばらくして寺生まれで霊感の強いTさんが到着。
Tさん「みんな、下がってな!」
Mも箱を床に置いて俺たちと一緒にTさんの背後に回る。
Tさん「さあ、姿を見せな!」
すると組木の隙間から黒い煙がもくもくと立ち昇り、その煙が人の形に!
?「これはこれは!そのオーラ、寺生まれとお見受けしましたが?」
Tさん「そうだ。」
?「おっと、自己紹介がまだでしたね。私はコトリバコの魔人、セプティマ・コトリパーダ。」
?「よろしければ貴方の名前をお聞かせ願いたい。」
Tさん「あいにく、コトリパーダごときに名乗る名は持ち合わせてはいない!」
?「フッ…、どうやら傲岸不遜が貴方の性分のようだ。」
Tさん「驕っているのはお前だ!」
?「私が驕っている?私は寺生まれである貴方を自分と同格と考え、そのように振舞っているつもりですが?」
Tさん「コトリパーダごときがこの俺を自分と同格と考える…それが踊りだと言っている!」
?「ならばお見せしましょう、私の力を! 鎮まれ!ブルヘリア!」
その掛け声と共に化け物の体が禍々しく変化していく、
最初は普通(?)の人間の姿だったそれはそして全身目玉の化け物に!
- 533 :参:2010/07/07(水) 23:06:16 ID:q7IOZm2f0
- ?「これが私の力、たった今から貴方の左足の支配権は私の物となりました。」
?「私はこの力をアモールと呼んでいます。」
Tさん「何!?」
?「さあ、一歩前へ。」
化け物がそう言うとTさんは本当に左足から一歩、化け物の方に進みました。
そして、その事にTさん自身が驚いているようでした。そして次の瞬間、
Tさん「破ァ!」
なんとTさんは自分の足を手刀で切り付けたのです。ぱっくりと開いた傷口から血が溢れ出します。
?「ほう、相手に支配された自分の足を敵とみなし、足の腱を切りましたか。」
?「だが、これならどうします?」
化け物はそう言うとTさんからMの方に視線を移しました。
そしてTさんはその視線を遮るようにMの前に!
Tさん「貴様っ!」
?「ほう、流石です。ですがその女子の代わりに貴方の左腕が私の支配下におかれましたよ?」
するとTさんは左足の時と同様に自分の左腕も切りつけます。
おびただしい出血と共にだらりと垂れ下がる左腕。
?「即断即決素晴らしい。ですが私にはその決断、いささか軽率に見える。」
?「コトリパーダであるこの私を相手に片手片足で挑むと言うのですか?」
Tさん「難儀な話だ…左腕も捨てた、左足も捨てた。
だがいまだに天と地ほどもある俺と貴様の格の差は少しも縮まっていない。」
?「無駄な強がりを!」
Tさん「卍 破ァ! 千本破ァ景厳!」
その掛け声と共にTさんの右手から発射された光球は
どんどん分裂を繰り返し、とうとう俺の部屋全てを埋め尽くした。
?「無駄な事を!我が全霊のアモールで全て支配してくれる!」
Tさん「止めておけ、この空間を覆う億万の破ァの…一体どれを支配するつもりだ?」
?「おのれ!おのれぇ!おおのおおれえええええええええ!!!!」
破ァの光は化け物の体を包み込みその輝きをより一層増した。
俺たちは思わず目を閉じる。
- 534 :四:2010/07/07(水) 23:06:58 ID:q7IOZm2f0
- 破ァの光が収まった時、既に化け物の姿は無くそこにはあの木箱だけが残されていた。
Tさん「中身は退治したが、こいつは一応俺が預かっておく。」
そう言うとTさんは颯爽とその場を後にした。あれだけ深く切った傷もいつの間にか治ってるし。
やっぱり寺生まれは格が違う!そう思いました。
追記を閉じる▲
- 520 :①:2010/07/06(火) 16:36:40 ID:6QqFYzmJ0
- ある高校生の男女各4人が、一人の家に集まって怖い話をしていたそうです。
夜もふけてきた所で、肝試しに行くことになりました。
でも本当の目的はむしろ、男女ペアになって行くという事のほうが楽しみだったので、
場所は安直に彼らの通う高校に行くことにしたそうです。
しかしこの高校は築100年近くたっていたので、行って見ると思ったより迫力があります。
早速男女ペアになって、一組づつ学校の周りを一周することになりました。
構内には入れなかったので、周りを一周するだけならせいぜいかかる時間は20分ほどです。
まず最初の1組が出発しました。皆でひやかしたりしながら、にぎやかに去っていきました。
しかし、20分たっても30分たっても戻ってきません。
2人っきりで何をしてるんだろうかとひやかしながら、2組目が出発しました。
しかし、やはり彼らも帰ってきません。
3組目が出発することになりました。
このころにはさすがに深刻になってきていて、絶対周ったら戻ってくるし、
他のやつらも見つけたら連れてくると約束して出発しました。
そしてこの3組目も戻ってきません。
一組目が出発して、既に時間は2時間以上立っていました。
とうとう女の子は泣き出しました。
残ったもう一人の男の子が、
「俺が行ってくる。もし30分たっても俺が戻ってこなかったら警察へいけ。絶対待つなよ。」
と言い残して駆け出しました。
そしてその子も戻ってきませんでした。
残された女の子は泣きながら、それでも1時間待ったそうです。
そしてその足で、警察へと向かいました。
- 521 :②:2010/07/06(火) 16:38:29 ID:6QqFYzmJ0
- そして警察官と一緒にその場所に戻り、彼らを探した彼女が見た物は、無数の悪霊と戦う彼らの姿でした。
DQNだが霊感の強いUさん「ショットガン破ァ!!」
拳から散弾のように発射された光がUさんの正面にいた悪霊数体を粉砕しました。
不思議ちゃんキャラで霊感の強いOさん「Uくん危ない!波ァ!」
Oさんが突き出した掌からバリアのような光の壁が現れUさんへの攻撃を遮断します。
眼鏡で優等生で霊感の強いSさん「Uくん、考え無しに突っ込んで皆の足を引っ張らないで下さい。破ァ!」
言いながら親玉と思しきひときわ大きな悪霊に光弾を打ち込みます。
親玉「ふん!通常の破ァがこの我に通用するか!」
だが悪霊の親玉は難なく避けます
Sさん「戻れ!ブーメラン破ァ!」
Sさんがそう言い手首を返すと外れた光弾がカーブして戻り親玉の後頭部に直撃します。
親玉「くっ…小癪な真似を!」
姐御肌で霊感の強いRさん「みんな!あたいが奴の動きを封じるからありったけを叩き込みな!把ァ!」
セレブで霊感の強いMさん「エターナル・アブソリュート・エクスプロージョン・破ァ・フォルテッシモ!」
アメリカからの留学生で霊感の強いJさん「フラッシュ・ピストン・マッハ破ァ!」
寺生まれで霊感の強いTさん「破ァ!!」
警察官「やれやれ、本来警察ってのは霊事不介入なんだが仕方ねえ!リボルバー破ァ!」
親玉「くっ…おのれ!こうなったら我の真の姿を見せてやる!」
するとその場にいた悪霊達が親玉吸い込まれ、親玉はとうとう高校の建物より巨大に!
Uさん「なん…だと…!?」
- 522 :③:2010/07/06(火) 16:39:19 ID:6QqFYzmJ0
- 親玉「喰らえ!覇ァ!」
悪霊の親玉の口から発射された黒い光弾によってその場にいた全員が吹き飛ばされます。
Rさん「そんな…こんな奴どうやって倒せっていうのよ…」
全員の心が絶望に支配されようとしたその時、
Tさん「You're still have lots more to work on…」
見るとTさんはいつの間にか立ち上がり親玉と対峙しています。
Tさん「フラッシュ・ピストン・マッハ破ァ!ブーメラン破ァ!ショットガン破ァ!」
Uさん「あいつ…いつの間に俺たちの技を!」
Sさん「単なるコピーではありません、スピード、威力、全てにおいて私たちのそれとは桁違いです!」
Rさん「それだけじゃないわ…あの破ァ、ジャイロ回転している!」
?「やっと目覚めたみたいだな」
その声に振り向くとそこにはTさんのお父さんが、
T父「あれこそが我が流派に伝わる【無我の破ァ】だ。」
親玉「バカな!この我が、人間ごときに敗れるというのか!?」
Tさん「消し飛べ!破ァ!」
親玉「だがこれで終わったと思うな残りの四天王は我よりも強い!せいぜいそれまでの生を大事に生きるんだな!」
そう言い残し悪霊は四散した、気付けばもう夜が終わろうとしている、
だがこれが私たちの長い戦いの始まりだった。
追記を閉じる▲
- 517 :本当にあった怖い名無し:2010/07/04(日) 03:51:11 ID:zpff2RQy0
- 深いジャングルを大きな火柱が照らす。私の乗っていた旅客機が墜落したのだ。
ぐうぜん、マットレス類を積んだ格納庫で仕事をしていた私は一命をとりとめたが、
死体は累々、地獄絵図であった。
燃やされていないわずかな食糧をかき集め、これからどうなるのだろうと途方に暮れていたら、茂みの奥から足音がした。
「(助けが来たのか?いや、ここはブラジルの秘境。まさか猛獣…?)」
身構えた私の前に現れたのは、猛獣よりも恐ろしいものだった。
事故で死んだ乗客、乗組員たち。頭がつぶれたものや、火だるまのものたちがウーウーと唸りながら私に迫ってくる。
小水をもらし、地獄をまえにへたりこむ私。
そのときだった!!
「破ァーーーーああーーーーー!!!」
と、ツタをまるでターザンのように操りながら、虎の毛皮を身にまとったTさんが躍り出たのだ!!
「秘境に宿る精霊がお怒りのようだな…。この地で修業し、新たに身に付けた俺の力を受けてみよ!」
「破あああ……」Tさんの周りの空間が歪んでいる!!
「破ァーーーーーーー!!!!」
Tさんの全身からまばゆい光が放たれ、ゾンビどもを消し飛ばし、密林の精霊を浄化し、近くの都市へと救援信号を送った!!
「フゥー、さすがに疲れたぜ。タバコ持ってねぇか?」
紫煙を燻らせながら密林の闇に消えてゆくその背中をみて、寺生まれってワイルドだなぁと思った。