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大学二回生の初夏だった。
俺はオカルト道の師匠につれられて、山に向かっていた。
「面白そうなものが手に入りそうだ」と言われてノコノコついて行ったのであるが、彼の「面白い」は普通の人とは使い方が違うので俺は初めから身構えていたが、行き先がお寺だと知ってますます緊張してきた。
なんでも、知り合いの寺なのだとか。そちらから連絡が入ったらしい。
市内から一時間以上走っただろうか。師匠は「ここだ」と言いながら、道端に軽四を止めた。
周囲は畑に囲まれていて、山間に午後の爽やかな風が吹いている。
古ぼけた門をくぐり、地所に入るとささやかな杉木立の向こうに本堂があり、脇に設けられた庭園には澱んだような池が音もなく風紋を立たせていた。
「真宗の寺だよ」 と師匠は言った。
山鳩が鳴いて、緑の深い森に微かな羽ばたきが消えていく。右手に鐘楼堂が見えたが、屋根が傾き、肝心の鐘が見当たらない。打ち捨てられているようだ。
「あれは鐘が戦時中に供出されてからそのままらしい」
師匠の説明に顔をもう一度そちらに向けた瞬間、目の端になにか白いものが映った気がして、先へ進む師匠を追いかけながら首を捻ってあたりを見回したが何も見当たらなかった。
その白いものが服だったような気がして、少し気味悪くなった。境内には誰もいないと思っていたから。
師匠はズンズンと本堂から反れて平屋の建物の方へ向かっていった。
住職の住む家らしい。庫裏(くり)というのだったか。
玄関の方へ回ろうとすると「こっちこっち」という声がして裏手の方から手招きをしている人がいる。随分背の高い男性だ。俺と師匠は裏口から招き入れられ、居間らしき畳張りの部屋に通された。
「親父さんは?」 師匠の問いに「出てる。パチンコじゃねえか」と男性は答えて、「じゃあ、例の、持ってくる」と部屋を出て行った。
二人取り残されてから、俺は師匠をつついた。
「あの人は黒谷さんっていう、悪い人。親父ってのがこの寺の住職。やっぱり悪い」
なにせこの僕に、供養を頼まれた物品を売りつけようってんだから。 ニヤニヤと笑う。
俺は先日見せてもらった心霊写真の束を思い出した。あれも確か業者から買った横流し品だと言っていたはずだ。
「ああ、ここから直で買ったのもあるよ。まあ、一応ここは御焚き上げ供養の隠れた名寺ってことになってるから、そこそこ数が集まってくる」
でもまあ、本物は一割以下だね。
師匠はそう言いながら、部屋の中に無造作に飾られた市松人形や掛け軸などを勝手に弄りまわっている。
やがて黒谷と呼ばれた男性が戻ってきて、紙袋を師匠の前に置いた。
師匠が手を伸ばそうとすると、黒谷さんはスッと紙袋を引き下げて手の平を広げた。
五本の指を強調するようにウネウネと動かしている。
「五本は高い」 師匠が口を尖らせると、黒谷はボサボサの頭を掻きながら
「あ、そ」と言って紙袋を持って立ち上がろうとする。
910 :ビデオ 前編3:2009/08/06(木) 17:58:17 ID:TB5fOCDV0
「持って来たのはどんな人ですか」 間髪いれずに師匠が問うと、中腰のまま「中年のご婦人。
深い帽子にサングラス。住所不明。姓名不明。ブツの経緯も不明。でも供養料に足の指まで全部置いてった」と答える。
「二十本も?」 師匠が険しい顔をした。そして「わかりました」と言ってジーンズのポケットから出した財布を放り投げる。
黒谷は財布をキャッチして、紙袋をこちらによこした。
師匠は紙袋を覗き込み、小さく頷く。俺も思わず横から割り込むように覗いた。
袋の中に、一本の黒いビデオテープが見えた。
「足りねえ」 黒谷の声に、師匠がばつの悪そうな顔をして「今度持って来ます」と言う。
「今度っていつだ」気まずい雰囲気が部屋に流れる。
そんな空気を打ち壊したのは、他ならぬ寺生まれで霊感の強いTさんだった。
Tさんは部屋に入ってくるなり「破ぁっ!」と叫び、守礼門が描かれた紙幣を25枚、黒谷に差し出したのだ。
「立て替えてくれるのか?ありが…」師匠がお礼を言い終わるより早く、Tさんはビデオの入った紙袋をひったくった。
「神聖な寺の中で、学生にビデオを売りつけるなんてけしからん!しかも5万だと?なんていかがわしいんだ。これは俺が預かっておくからな!」
そう怒鳴ったTさんは呆然としている俺たちを残して、大事そうに紙袋を抱え部屋から出ていった。
寺生まれってやっぱり凄い。この時はまだ、そうは思えなかった。
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2月の終わりの話。
大学が休みに入ったので、喪男キモオタの代表格典型例みたいな俺らは心の底からすることがなかった。
暇に任せて、関東圏のある心霊スポットへ。
そこでは本当に何もなく、男ばかりなので無駄に怖がって俺に抱きついてくれる女の子がいるはずもなく
何となく盛り下がって終了、俺の家で6人のキモオタがアニメ観賞とエロゲで肝試しの何倍も盛り上がった。
酒も入っていい具合にハイにもなってきた頃、急に部屋の灯りがすごい勢いで瞬き始めた。
窓ガラスが外からバシバシ叩かれてる。両掌でおもいきり叩いてる感じ。
今から考えるとかなり恐ろしいんだけど、その時の俺らは全く怖くなかった。
その時やってたエロゲが「坊さんが幽霊の女の子を優しいエロで成仏させる」というコンセプトの
どうしようもないゲームだったから…。
俺:キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
友人:キタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
友人:萌え!むしろ萌え!
全員:もえええええええええええええええええっ!!!
今考えると、何か正気の沙汰じゃない。
でも俺らはエロゲの力と、キモオタの力と、酒の力で力の限り萌え続けた。
しばらく萌えー萌えーとひとしきり騒いだ頃、ふっと部屋の灯りが消えた。
全員が車座になってたんだけど、その真ん中に女の人が立ってた。
色はよく分からない長いスカートを履いていて、裾から雫が垂れていた。
全員:もええええええええええええええええええっ!!
友人:ちょwwwwwっをまwwwww
友人:お、おっぱい!
全員:うおおおおおおおおおおおおおお!もええええええええ!
その後はおっぱいコール。全員でおっぱい!おっぱい!と絶叫連呼。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
女の人はちょっと眉を顰めた後、恥ずかしそうに上着を脱ぎだした、その時
ガッッシャーン!!
ベランダの窓が激しく割れ、何者かが乱入してきた!寺生まれで霊感の強いTさんだ!
T:破ァーーーー!!
Tさんの手から放たれた青白い閃光は女の人を直撃した。
女の人:きゃああぁぁぁ・・・
女の人は悲しそうに消えてしまった。
T:危ないところだったな。お前ら、あのままだったら命はなかったぜ
そう言うとTさんはベランダから去って行った。
しばらくの沈黙の後、俺らは泣いた。声を出して本気で泣いた。
親が死んでもここまでは泣かないだろうってくらいマジ泣きした。
寺生まれって酷い、俺らはそう思った。
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T「人類に仇なす魔王の僕よ、これで終わりにしてやるぜ!
破ぁーーーっ!!」
僕が青白い光に包まれた瞬間、目の前に誰かが立ちはだかった。
ピッコロ『な…情けない話しだぜ…ピッコロ大魔王ともあろうものが…
ガキを庇っちまうなんてよ… 最低だ。悟飯…俺とまともにしゃべってくれたのは…
お前だけだった…貴様といたこの一年…悪くなかったぜ…死ぬなよ…悟飯…』
ピッコロさんの亡骸を見つめながら僕は思ったんだ。
寺生まれって、酷い。
895 :本当にあった怖い名無し:2009/08/02(日) 22:09:00 ID:n4uogXkJ
>>894
Tさん酷えwwwwww
これで悟飯が覚醒するんですねwww
ところでTさんの戦闘力ってどんくらい?
896 :本当にあった怖い名無し:2009/08/02(日) 22:28:00 ID:Jp3Ru1lHO
やっぱり寺生まれだし、戦闘力は1兆(1テラ)位になるんじゃないかな?WWW
897 :本当にあった怖い名無し:2009/08/02(日) 23:44:12 ID:b9Obu5sPO
だれうまw
外灯もまばらな夜道。つけてくる足音にふりかえると、
髪の長い、あきらかにこの世のものでは無いおんなと目が合ってしまった。
その瞬間。
おんなは、髪をふりみだして突進してきた。ぎゃあああ !
叫んだのはおれのほうだ。猛ダッシュでにげた。
ところがなんということだ、おんなはおそろしく足がはやい。追いつかれる!
しかしおれのはやさも並じゃないぜ。陸上で県大会に出たことだってあるんだからな。
みてろよ!と気合を入れてさらに加速する。どうだ ! しかしおんなは余裕で追い上げてくる。
クソッタレ !
登り坂にさしかかった。じつはおれは登りが大の苦手だ。あっさりと抜かれてしまった。
くやしい。抜きざま、おんなは「フッ」と口の端で笑った。なめんなよ!
すぐさまTさんにTELすると、峠のカーブで何かが青白く光った。ざまあみろ。
休憩所があったので、Tさんと長机の水を飲んだ。おばちゃんがタオルをくれた。
つぎの休憩所は5kmさきだ。もう山はぬけて、気持ちのいい海沿いを走っている。
ようし、一気に距離をあけてやるぜ! 海から太陽が昇ってくる。すべてが黄金色に染まる。
波頭のひとつひとつがキラキラと照りかえす。なんてきれいなんだろう。
ふと気がついて後ろをふりかえると、Tさんはもういなかった。
俺が宮大工見習いをしてた時の話。
だいぶ仕事を覚えてきた時分、山奥の古神社の修繕をする仕事が入った。
だが親方や兄弟子は同時期に入ってきた大神社の修繕で手が回らない。
「おめぇ、一人でやってみろや」 親方に言われ、俺は勇んで古神社に出掛けた。
そのお堂は雨漏りしている上に床が腐りかけで酷く、予算と照らし合わせても中々難しい仕事である。
しかし俺は初めて任せられた仕事に気合が入り、親方から預かった図面を元に作業に掛かった。
ここはオオカミ様の神社で、鳥居の前には狛犬ではなくオオカミ様の燈篭が置いてある。
俺は鳥居を潜る度に両脇のオオカミ様に一礼する様にしていた。
約一ヶ月経過し、お堂がほぼカタチになってきた。
我ながらかなりの出来で、様子を見に来た親方にも「なかなかの仕事が出来ているな」と褒めてもらった。
それで更に気合が入った俺は必死で頑張り、ハッと気付くと夜の10時過ぎ。
腹は減ったが帰るのも面倒で、「オオカミ様、一晩ご厄介になります」とお辞儀をしてお堂の隅に
緩衝材に包まって寝てしまった。
どれくらい眠っただろうか。妙に明るい光に目を開けると、目の前に誰か座っている。
大きな松明の灯りに目が慣れた俺の目の前に座っていたのは、艶やかな長い髪の巫女さんだった。
「○○様、日々のご普請ご苦労様です」 鈴の鳴るような澄んだ声が聞こえると共に、
彼女は深々とお辞儀をした。
「ホウエ?」 俺は間抜けな声を返しながら、お辞儀でさらっと流れた黒髪に見惚れてしまった。
「我が主から、○○様がお堂にお泊りなのでお世話をする様にと申し付けられ、
ささやかでは有りますが酒肴をご用意して参りました」
彼女が沢山の料理と酒の載った盆を俺の前に置く。
「さ、どうぞ」 彼女が徳利をもち、俺に差し出す。俺は良く解らないまま、杯を持った途端、
「人には、踏み込んじゃいけない領域ってのがあるんだ」 声をかけてきたのは、
寺生まれで霊観が強いTさんだった。
「破ぁーーーー!!」 Tさんが放った青い光の塊に吹き飛ばされる俺。
激痛に意識を失う瞬間、「危ない所だったが、もう大丈夫だ…」と言う声が聞こえた。
翌朝、救急車に搬入される担架から大破したお堂を眺めた俺はこう思った。
寺生まれってスゲェ・・・
学生時代に体験した、サークルの飲み会での話です。
サークルっていっても私はぜんぜん参加してなくて、仲のいい友達が中心メンバーで
夜中に急に呼び出されたんです。
夜遅いし断ろうかと思ったんですが私がひそかにあこがれてる男の子が来てるって言われて
つい断りきれなくて、友達の家に行ってしまいました。
で、行ってみたら女の子が5人と男の子が8人くらいいたんですけど、
もうみんな相当酔っててなんか下ねたで盛り上がってました。
私はお酒に強くないのですが、いきなり飲まされて結構クラクラしてきました。
それで、男の子がどんどん下ねたを振ってきて、最初はうまくかわして
たんですが、女の子たちも結構答えてるし、気に入ってる男の子がつぶれてたこともあって
最近キスしたのは?とか何カップ?とか軽いのには答えてしまいました。
私もけっこう酔ってたのかもしれませんね。で、私を誘った友達の彼氏も来てたので
その二人がいちゃいちゃしはじめました。私も男の子がすごいいろいろ聞いてくるので
ちょっと気持ちよくなってきて好きな体位とかも答えるようになってしまいました。
そうこうしてるうちに友達の彼氏が朝早いとかで帰っていきました。
それからしばらくして男の子の一人が王様ゲームをやろうっていいだしたんです。
王様ゲームとかやったことないのでいやだなーって思ったんですが
ちょっとエッチな気持ちになってたのと女の子がみんなやりそうだったんで
断るに断れず私も参加することになってしまいました。
それに、うちの大学は割りとまじめなので、やってもキスとかくらいかなっていうのもありました。
王様ゲームのときはSくんも起きてて、それもOKした原因かも。
で、王様ゲームは最初はポッキーとかで男の子同士だったりしたので笑ってみてました。
途中、飴の口移しが友達Nと憧れのSくんにあたったときはショックでした。私は女の子と口移ししました。
しばらくそんな感じのが続いてのほほんとしてて、王様ゲーム楽しいかもとか思ってると
男の子の王様が奇数番は服を2枚脱ぐとかいいはじめました。
幸い私は偶数でしたが、これはやばいと思いました。
でも雰囲気的にやめるとは言い出せません。奇数の人はほんとにぬぎ始めました。
SくんもシャツとTシャツを脱いで上半身裸女の子も下着にはなってないけどちゃんと脱いでました。
このとき私はまだどこかで、本当にHな展開にまではならないだろうと思っていました。
王様ゲームは続きます。脱ぎ系のが何回か続いて、私もカーディガンとストッキングを脱ぎました。
女の子の中にはブラになってる子もいました。
男の子はほとんどがパンツだけになってたのですが、ついに男の子の命令で、
男の子がパンツまで脱ぐことになってしまいました。
しかもそのうちのひとりはSくんなのでした。
わたしはもう心臓がバクバクいって息ができませんでした。
たとえ男の子でも裸にはならないと思ってたのでこれでおしまいだと思っていました。
もう終わりだと思ってたのに・・・SくんともうひとりのFはパパッとパンツまで下ろしちゃいました。
もう心臓がほんとに口から出てきそうになって、体がかぁーっと熱くなりました。
途中で一気とかの命令もあって女の子たちもべろべろでしたので
歓声みたいなのが上がってすごい盛り上がってきました。しかもSくんのはちょっと大きくなってて、
パンツを下ろすとき引っかかるようにして上にぼよよーんって跳ね返ってた。
私はSくんの裸を見たこととほかの女の子たちにも見られたこと、そんでこれはヤバイかもってので、
もうパニックでした。でも場は盛り上がってるし次のくじ引きになりました。
その何回か後に王様はSくん、で命令は一枚脱ぎ、あたったのは・・・私でした。
もう頭に血が上ってよく覚えてません。でもほかの女の子もブラとパンツになってたりしたし
いつの間にか男の子のほとんどが全裸になってたので、断ることなんてできず・・・
シャツを脱ぎました。ブラになったときはSくんも歓声をあげてました。
私は明るいところでのHとか嫌だったので
明るいところで、まじまじとしかもSくんたち何人もの男の子に見られてると思うと
あそこが熱くなってふわふわとした気持ちになってきました。
864 :本当にあった怖い名無し:2009/07/23(木) 19:00:12 ID:Sx1QgpUq0
そのあとNもブラになったりしたところで男の子の王様が女の子は全員一枚脱ぐ、と命令しました。
女の子全員で抗議しましたが王様の命令は絶対だからといわれました。
女の子の一人がついにブラを外しました。それに習ってほかの二人も外しました。
すごい歓声が起こっていましたが、女の子たちは結構楽しそう。みると男の子たち元気になってました。
私とNもしかたないねってことでスカートを下ろしました。パンツは透けないやつだったので
とりあえず安心でしたが、そんなことより、どこまでいくんだろうと怖くなってきました。
いつ「帰る」って言おうかとかそんなことばっかり頭の中でぐるぐるしてました。
もう私はこれ以上無理です。
下着ならまだしも裸は見せられません。早く帰るって言わなきゃと思ってるうちにゲームは進んで
女の子の命令で男の子同士が握り合ったりしていました。
次に男の子が王様になりました。命令は・・・女全員一枚脱ぎ・・・
このときばかりは熱くなるとかじゃなくって血の気が引きました。帰るっていわなきゃ、
いわなきゃと思いましたが声が出ません。
なんでもっと早くに帰らなかったんだとかそんなことばかり思っていました。
私とN以外の子達はもう観念したのか楽しんでるのかあっけなくパンツまで脱いで全裸になってました。
目の前の光景を信じられないでいるとひとしきり盛り上がった男の子たちの視線が私たちに注がれました。
声はでません。
Nはやだーとか言ってましたが、先に脱いだ女の子たちからも脱げコールが起こってもうかんねんしたのか、
Nがしかたないねといって手を後ろに回しました。
一瞬しずかになって、私の目の前にNの真っ白なおっぱいが現れました。
すごい歓声でした。で、それが収まると全員の目が私に集中しました。
865 :本当にあった怖い名無し:2009/07/23(木) 19:01:32 ID:Sx1QgpUq0
もう何がなにやらわからなくなってました。そんな私を見かねてかNが
「これでもう終わりにして帰ろう」っていってくれたのですが、
その言葉は逆に「胸見せるのはしかたないよ」って言われてるようでショックでした。
Sくんがすごい一生懸命にこっちを見てました。
ふとNをみると胸を腕で隠していました。その隙間から真っ白な乳房が見えてました。
私は、N、なんでみんなの前で胸見せてるの?って思いました。
そうするとこれから自分もNと同じようになるってことがどうしても信じられませんでした。
いやだ、胸は見せたくない。その時、唐突に誰かが叫びました。「王様だ~れだ!!」
みんなは驚いて声のした方に目を向けました。その間に、私は今まで自分に注がれていて
視線が逸らされたことで少しだけ落ちつきを取り戻すことが出来ました。
「ワタシだ・・・」低く、でもはっきりとしたその声の主は、暇を持て余した神々などではなく
【王様】と書かれた割り箸を握った、寺生まれで霊感の強いのTくんでした。
「おいT!さっきの王様の命令はまだ終わってないぞ!」Fくんは立ち上がりTくんに食って掛かりました。
Tくんはそんな抗議を「クーデターが起きたのさ。悪政を敷く王になど、民はついてこない」と軽く受け流し
「さぁ新しい王様の命令だ、女の子は直ちに服を着よ!そしてこの場はこれにて解散とする!」と
高らかに宣言したのです。
そうしてなんとか飲み会は終わり、みんなと別れ帰路に着くと、Tくんが後ろから声を掛けてきました。
「もう遅いから送っていくよ」というお言葉に、甘えようかと立ち止まって振り返ると・・・
Tくんはまだ裸のままだったのです。
「いやぁ、今日は大変な飲み会だったなあ」と疲れた顔で笑うTくんのTさんを見て
「寺生まれって元気だなぁ」本当にそう思いました。
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, - 、 オバケダゾー
ヽ/ 'A`)ノ . - 、
{ / 、('A` }ノ ヒャー
ヽj )_ノ
, - 、 ミギャアアアア
∴;・/'A`(〇≡=― . - 、 ヾ(゚д゚ )<破ぁ!!
{ / 、( 'A`)ノ
ヽj )_ノ
396 水先案名無い人 sage 2009/07/11(土) 14:51:35 ID:WQKNIFgN0
女友「あの、狩りの話なんだけどさ」
ぼく「えっ」
女友「狩りの話なんだけど」
ぼく「何を狩るの」
女友「えっ」
ぼく「えっ」
女友「いや、悪魔で家庭の話なんだけど」
ぼく「えっ」
女友「えっ」
ぼく「狩るのか」
女友「なにを」
ぼく「悪魔の家族を」
女友「ちょっと……大丈夫」
ぼく「大丈夫。知り合いに寺生まれの人がいる」
女友「寺生まれ?もしかして……」
ぼく「ああ、そのもしかして、だよ。偶然にももうそこまで来ている」
T 「破ぁ!!」
女友「ぎゃああああぁぁぁ……」
ぼく「えっ」
T 「危ないところだった。お前、あのままだったら命はなかったぜ」
ぼく「えっ」
女友「うぅゥゥゥゥ……」
ぼく「えっ」
女友「カリニ、ワタシガ……アナタニ、コクハクシタラ、オッケーシテクレル?……ッテ、キキタカッタダケ、ナノニ」
ぼく「えっ」
T 「おっと、まだクタばていないかったのか。わけのわからない呪文まで唱えてやがる」
ぼく「えっ」
T 「もういっちょいくぞ……」
ぼく「ちょちょ、ちょっと待っT」
T 「破ぁ!!」
女友「うぎゃァァァァ……」
ぼく「なんだかスッキリしないけど、寺生まれはスゴイ」
追記を閉じる▲
当時俺はバイト先までは車で通ってた。
家までの道にトンネルがあるんだけど、
いつものように深夜3時位にそのトンネルを通りがかった。
するとトンネルのはじっこを男が歩いてる。
歩行者用の道なんて無いから思いきり車道だし、時間も時間。
ちょっと気になって見てた。
進行方向は同じだったから、始めはその人の後ろ姿を見たわけね。
だんだん近付くにつれて、異様な事に気付いた。
時期は冬だし外は寒い。
なのにその人は半そで、短パン。
別にランニングしてるようでもなかった。
一番気になったのが、その人、足が長いんだ。
いやもうモデルとかそんなレベルじゃない。明らかにおかしい長さ。
鬼太郎にでてくる妖怪で、手長、足長、てわかるかな?
あれの足長のほうに似てたって。
(うわー、気味悪いなあ…)
まあ深夜にそんな人見たら誰だって嫌だよな。
俺はあまり見ないようにしてアクセルを踏み込んだ。
んで、通りすぎた後にチラっとバックミラー見たわけ。
ここからはお約束。
も の す ご い 勢 い で 走 っ て 追 い か け て き て た 。
目は今にも飛び出すんじゃないかって位ひん剥いて、
狂ったように腕を振ってる。
まあバックミラーでカオが見えるくらいだから、すぐそこまで迫ってたんだろな。
俺は気が動転して、めちゃめちゃなスピードで飛ばして逃げた。
しばらく走るとどうやら振り切ったっぽい。
家も近くなってきて、だんだん落ち着いてきた。
疲れてたし見間違いだろうと。
次の角を曲がると家・・・だったんだが
その角を曲がった瞬間信じられないものを見た。
門の前にあの男がいる!
俺は車だし自分家に帰るには当然最短ルートを通ってる。
俺より先に家に着くなんてありえない。第一なんで俺の家知ってるんだよ!
怖くなった俺は朝まででコンビニに居ようと思った。
でもUターンするには道も狭いし、逆に気付かれると思い
家を通り過ぎてコンビニに行こうとした。
それがいけなかった・・・
ちょうど男の前(実際には足しか見えなかったが)
を通り過ぎようとした時だった。
「みつけた」と言う声がした。
実際には「ミヅゲダ」が近いと思う。
フロントガラスには男のカオがあった。
深夜で街灯の明かりだけなのに男のカオはハッキリ見えた。
一部分を除いて・・・それは・・・目。
両の眼だけは、まるでコールタールを塗った様に真っ黒だった。
男はニヤリと笑い、再びこういった
「ミヅゲダ」・・・。
男のカオはフロントガラスをすり抜けて俺に近づいてくる。
「そこまでだ」
聞いたことのある声、寺生まれで霊感の強いTさんだ
Tさんは俺の車の助手席に乗り込むと、男のカオに両手を突き出し
「破ぁ!!」と叫んだ
するとTさんの両手から青白い光弾が飛びだし、男を包み込んだ。
男はみるみるやせ細り、やがて消えていった。
「なんでここに?」
「コンビニ行くのにアシが必要でな、さあ行くぞ・・・」
そう呟いて片手でタバコに火をつけるTさん。
寺生まれってスゲェ・・・その時改めてそう思った。
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ファービーを逆さまにぶら下げると
「オロシテ!オロシテ!」と泣きわめく裏技を試してみたら
ヒモが解けて地面に落下しウオオオオオの断末魔とともに目玉が飛び出た。
今まで生きてきて一番トラウマになった。
何事も無かったかの様にノイズを発するファービー・・・
俺はどうしていいのか分からず
寺生まれで霊感の強い先輩のTさんに電話をし、ワケを話した
黙って俺の話を聞いたTさんはよし、待ってろ、すぐ行くと言ってくれた
俺はファービーに気付かれないようにこっそりTさんを上げた
ファービーを見たTさんは「これは・・・」と呟き
「俺の後ろに下がってろ、絶対に前に来るな・・・」と言いファービーの前に立った
Tさんは何か呪文のようなものを唱え「破ぁ!!」と叫んだ
すると部屋中に落とされていたであろう目玉がいっせいに燃え上がり
ファービーの体毛までもが燃え上がった!!
「姿を見せな・・・」
Tさんがそういうと長かったファービーの体毛がバサリと抜け落ち、
女の生首になった!
「こんなオモチャに取り付いて、自分の結界を広げてたのかい、この小悪党め!!」
生首をガシリと掴むTさん
次の瞬間生首は断末魔をあげながら燃え上がり、灰になって消えた。
しゃがみ込んだTさんは無残に抜け降ちたファービーの体毛に触れると
「ブルスコファー・・」と優しく呟いた
フワフワと浮かび上がった体毛はファービーの体に生え移り、元通りになった。
「二人に『カミ』のご加護がありますように」
Tさんは笑いながらそう言って帰っていった。
寺生まれってスゴイ、改めてそう思った。