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- 341 :本当にあった怖い名無し:2009/12/25(金) 22:48:19 ID:8KRlAnBzO
今回は俺の尊敬する、寺生まれで霊感の強いTさんが冒頭から珍しく登場する。
-二日前-
T「お前さ、俺んち来たことなかったよな?」
俺「はい、何度かお参りには行ってますけど」
T「明日BBQやるから昼に来いよ。それに最近よく憑かれるみたいだから祓いもしてやる」
俺「ありがとうございます、じゃまた明日」
-当日-
俺は約束通りTさんの寺へ向かった。階段を登りきり境内が見えてきた辺りでいきなり人がふっ飛んできた。
この寺生まれで霊感の強いTさんだ!とっさにTさんを抱き止めると
前方からサングラスをかけたコワモテな50台のおじさんが現れた。T「クソ・・親父のやつ」
俺「はいっ!?」
なんとTさんの親父さんだったのだ。親父さんは俺に気付くと
「お客人!BBQちと待ってね!説教してるから!」と言った
父「オラそんなもんか!こいや!」
Tさんは勢いよく走っていく。今までに何度か見た青い光弾が飛びかう。漫画でも見ているようだ
俺なんかに全てを見切れるはずはなかったが、Tさんの放った光弾の1つが親父さんの頬をかすり、血が流れた
- 342 :本当にあった怖い名無し:2009/12/25(金) 22:51:25 ID:8KRlAnBzO
- その時だった。大気が震え、大木はざわめき、小鳥が一斉に飛び立ち、親父さんのサングラスが割れた
T「虎を起こしたか・・・」
親父さんは無言のまま首を鳴らす
そして突然叫んだ!!!
「葉ぁっ!」
大木から無数の葉が飛び、Tさんを中心に渦を作る!
「刃いっ!!」
BBQ用の刃物数本がTさん目がけ飛んでいき、シャツの端を貫きTさんごと背後の大木に突き刺さる
身動きが取れなくなったTさんを睨みながら、親父さんは半身になり右の脇腹辺りに両手を構えた
小さな声で呪文か何かを唱えると、親父さんの両手に今まで見たことがない黄金の光弾が見えた
父「破ぁぁぁ・・・」今にもそれが放たれようかとした時
Tさん「参った!」
Tさんの声が響くと、親父さんは構えを解いた。
落ち着いた親父さんに何があったのかを尋ねると、親父さんは
父「イヤ、俺らみたいのは極力人前で力を使っちゃいかんのよ」
「なのにコイツはサーフィンしながら除霊したり、電車を止めたりやりたい放題だから喝を入れたんだよ。すまなかったねお客人」
親父さんはそう言うとやさしい笑顔を初めて見せてくれた。
T「ま、そういうわけだからお前も霊に絡まれないようにしろよな」
俺はそれからお祓いをしてもらったが、2人のバトルでBBQ道具はなくなっていたのは言うまでもない
3人で行ったラーメン屋で、今日起こった信じられない出来事を思い出しながら
寺生まれで片付く話じゃない、そう思った
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- 342 :本当にあった怖い名無し:2009/12/25(金) 22:51:25 ID:8KRlAnBzO
- その時だった。大気が震え、大木はざわめき、小鳥が一斉に飛び立ち、親父さんのサングラスが割れた
T「虎を起こしたか・・・」
親父さんは無言のまま首を鳴らす
そして突然叫んだ!!!
「葉ぁっ!」
大木から無数の葉が飛び、Tさんを中心に渦を作る!
「刃いっ!!」
BBQ用の刃物数本がTさん目がけ飛んでいき、シャツの端を貫きTさんごと背後の大木に突き刺さる
身動きが取れなくなったTさんを睨みながら、親父さんは半身になり右の脇腹辺りに両手を構えた
小さな声で呪文か何かを唱えると、親父さんの両手に今まで見たことがない黄金の光弾が見えた
父「破ぁぁぁ・・・」今にもそれが放たれようかとした時
Tさん「参った!」
Tさんの声が響くと、親父さんは構えを解いた。
落ち着いた親父さんに何があったのかを尋ねると、親父さんは
父「イヤ、俺らみたいのは極力人前で力を使っちゃいかんのよ」
「なのにコイツはサーフィンしながら除霊したり、電車を止めたりやりたい放題だから喝を入れたんだよ。すまなかったねお客人」
親父さんはそう言うとやさしい笑顔を初めて見せてくれた。
T「ま、そういうわけだからお前も霊に絡まれないようにしろよな」
俺はそれからお祓いをしてもらったが、2人のバトルでBBQ道具はなくなっていたのは言うまでもない
3人で行ったラーメン屋で、今日起こった信じられない出来事を思い出しながら
寺生まれで片付く話じゃない、そう思った
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この記事へのコメント
細かな誤字修正後に載せて下さり感謝感激です。
管理人様、読者の皆様
よいお年を
管理人様、読者の皆様
よいお年を
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