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寺生まれのTさんまとめ@オカ板
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517 :本当にあった怖い名無し:2010/07/04(日) 03:51:11 ID:zpff2RQy0
深いジャングルを大きな火柱が照らす。私の乗っていた旅客機が墜落したのだ。
ぐうぜん、マットレス類を積んだ格納庫で仕事をしていた私は一命をとりとめたが、
死体は累々、地獄絵図であった。

燃やされていないわずかな食糧をかき集め、これからどうなるのだろうと途方に暮れていたら、茂みの奥から足音がした。
「(助けが来たのか?いや、ここはブラジルの秘境。まさか猛獣…?)」
身構えた私の前に現れたのは、猛獣よりも恐ろしいものだった。

事故で死んだ乗客、乗組員たち。頭がつぶれたものや、火だるまのものたちがウーウーと唸りながら私に迫ってくる。
小水をもらし、地獄をまえにへたりこむ私。 
そのときだった!!

「破ァーーーーああーーーーー!!!」
と、ツタをまるでターザンのように操りながら、虎の毛皮を身にまとったTさんが躍り出たのだ!!
「秘境に宿る精霊がお怒りのようだな…。この地で修業し、新たに身に付けた俺の力を受けてみよ!」

「破あああ……」Tさんの周りの空間が歪んでいる!!
「破ァーーーーーーー!!!!」
Tさんの全身からまばゆい光が放たれ、ゾンビどもを消し飛ばし、密林の精霊を浄化し、近くの都市へと救援信号を送った!!

「フゥー、さすがに疲れたぜ。タバコ持ってねぇか?」
紫煙を燻らせながら密林の闇に消えてゆくその背中をみて、寺生まれってワイルドだなぁと思った。

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483 :本当にあった怖い名無し:2010/05/26(水) 14:47:12 ID:whvRJh2q0
インターネットオークションサイト『Yahoo! オークション』で『iPhone』を落札したはずなのに、『iPhone』の箱しか届かなかった! 
そんな悲しみの声をあげている人がおり、インターネット上で注目されている。

Aさんは『Yahoo! オークション』を利用し4万3000円で『iPhone』を落札(したと思っていた)。しかし、実際に届いたのは『iPhone』の箱だけで、
出品者に問い合わせたところ「出品したのは箱だ」と返答があったという。
実際に出品ページを確認してみると、掲載されている写真は箱のみで、商品説明にも本体があるとは記載されていない。
しかし、商品タイトルや商品説明を読んだ限りでは『iPhone』本体を出品していると思ってしまってもおかしくない。
慎重に質問等をしなかった出品者にも非があるかもしれないが、入札開始価格が3万円であることもあり、10人中9人が
『iPhone』本体を出品していると思ってもおかしくない。

出品者も箱だけを出品するならば、勘違いしないように気を使って「箱のみの出品となります」などの注意書きを入れるべきだと思われる。
そのような文が一切ないことから、落札者は「商品説明はいかにも本体を販売していると思うもので、高額で箱を落札させようという悪意が
感じられます」と言っているわけだ。

一人で悩んでもどうにもならないと思ったのか、落札者Aさんは『Yahoo!知恵袋』に相談を書き込みし、「悪質なオークション出品者に引っかかって
しまい本当に困っています。どうかお力をお貸しください!」と嘆いていたところ、即座に「俺に任せろ、破ぁっ!!」という回答が書き込まれ、
それと同時にAさんの落札した箱が炎上、消滅した。

現在のところ、「出品者からの返金も返答もまだありませんが、寺生まれってやっぱりすごいですね」という状態のようで、進展はないようだ。
そんなAさんの相談に、多くの人たちが「消費生活センターにでも相談してはいかがでしょうか」とアドバイスしている。

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420 :本当にあった怖い名無し:2010/03/06(土) 00:43:16 ID:ss0VIIis0
811 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/03/05(金) 18:19:17 ID:IFDj3VQF0
参加者:メリーさん くねくね 口裂け女 首無し@ライダー 花子 閲覧(1)
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首無し@ライダー:さっきからROMってる奴きめぇから入って来いや
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花子:見てて楽しいのかしら?
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メリーさん:なんかうざいよね・・・
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くねくね:さっさと入って来いやカス
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口裂け女:まだ見てるよ・・・
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<T>が入室しました
──────────────────────
<花子>が消滅しました
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<首無し@ライダー>が消滅しました
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<くねくね>が消滅しました
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<口裂け女>が消滅しました
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<メリーさん>が消滅しました
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392 :本当にあった怖い名無し:2010/01/23(土) 17:23:32 ID:9fq4K5jm0
喪主 「これですか、新しい省エネ霊柩車というのは」
Tさん 「はい。さようでございます」
喪主 「どこがいままでと違うんです?」
Tさん 「はい。ホトケさまを焼きながら、そのエネルギーで走るんです」

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359 :本当にあった怖い名無し:2010/01/06(水) 22:18:44 ID:iaZUyqlL0 ?2BP(1)
「さあ なけ! ないて ルビーのなみだを ながすんだ!
ごうじょうなやつ! これでもか!」
ピサロ「ロザリー!き きさまら! ロザリーに なにをしたっ!?」
ロザリー「ピ…サロさ…ま……。 きて…くださったのですね……。
わたしの さいごの わがままを きいてください……。
どうか どうか…… やぼうをすてて この わたしと……。 ぐふっ!」
ピサロ「ロ ロザリー!
…………。
ゆるさんぞ! にんげんどもめ! たとえ わたしが どうなろうとも ひとりのこらず ねだやしに してくれん!」
Tさん「ちょっとまちな!あんた、うらむあいてがまちがってるぜ。それより、そのおじょうさんをみせてみな。」
Tさんはロザリーのしたいにめをやった。
Tさん「ん、ま、これくらいならもんだいないな。ピサロ、すこしはなれてろ・・・はァァァァァァァァーーーーーーッッッ!!」
ロザリーは いきかえった!
Tさん「ひとのふこうをみるとほっとけなくてな・・・よけいなおせわかもしれんが、こうしてやってきたわけだな。」
ピサロ「ザオリクでもロザリーのいのちをとりもどせなかったのに・・・どこのそうりょかぞんじあげないが、かんしゃする。てらうまれはすごいのだな。」
Tさん「ふふ、まあな。かのじょはだいじにしろよ。それと、こんかいのじけんのくろまくはにんげんじゃないぜ。ゆうしゃたちときょうりょくしてかいけつするんだな。あばよ!」

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281 :本当にあった怖い名無し:2009/11/21(土) 19:45:27 ID:wnBXoHdP0
私が高校生だった頃、隣のクラスに寺生まれで霊感の強い人(通称Tさん)がいて、私は恋心を抱いていた。
一年ほど片想いをしていたが、体育祭の日、Tさんが私に告白をしてきて付き合うことになった。
Tさんは高校でもかなりモテていたが、私みたいな冴えない女と付き合うなんてどうかしてる!と、クラスの人が噂するのをよく耳にした。
私も何度か
『私なんかのどこがいいの?』
と尋ねた。
Tさんは毎回ハニカミながら
『笑顔が好きになった。周りが何を言おうが、俺が好きなんだからいいだろ!』
と言ってくれた。
すごく真っすぐな人だった。
私は昔から自分自身にコンプレックスを持っていた。
『私は不細工で頭も悪い』
それが自分の口癖だった。
Tさんはそんな私に
「でも俺はそんなお前が好きなんだ。自分で悪く言うのはやめろよ。」
と。
私にはとても出来過ぎた人だった。

高校を卒業し、私は電機メーカーに就職、Tさんは大学へ進学した。
Tさんは大学の授業が終わるとしょっちゅう会社の前で私の事を待ってくれていた。
19才のとき、妊娠した。Tさんは周囲の反対(Tさんが大学生だった為)を無視して結婚した。
Tさんは当然、大学を中退。私とTさんの間には元気な女の子が産まれた。
生活費を稼ぐために、Tさんは半年後には実家の寺を継いで家計を助けてくれた。
お金は無かったけど毎日幸せだった。
娘が二歳になって間もなく、Tさんは事故で他界した。邪神と戦った末に相打ちになったそうだ。

私は葬式でも涙が出なかった。Tさんの死を信じられなかった。

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282 :本当にあった怖い名無し:2009/11/21(土) 19:48:21 ID:wnBXoHdP0
それから三年経った。
私は今でもTさんの事を引きずっている。
私なんかと出会わなければTさんは…
私はTさんのお陰で幸せだったけど、Tさんは私のせいで幸せを掴みそこなったんじゃないのか…とか、
生活するために戦いに明け暮れ、Tさんは、Tさんの忘れ形見の娘との会話もあまり無かった。
そのせいか、娘はいつも一人で絵を描いている。
昨日、仕事から帰ると、また娘が何か描いていた。
「それなに?」
愛想なく聞くと娘は
「おとうさん」
と答え、絵を書き続けた。
一瞬、ドキッとした。
「え?おとうさん?…お父さん何してるの?」
と聞き直すと
「今日はオトーサンと神社の境内で遊んだの。」
娘が言った。

私は、娘に聞いた
「どこのお父さん?お友達の?」
娘ははっきりと
「違うよ、灯美(娘)のお父さんだよ。昨日も遊んだの」
と。

娘は続けてこう言った
「美優おとーさん大好き、おとーさんもねぇ、美優とママが大好きなんだよ。」
私は娘を抱き上げ、すぐに神社の境内に走った。

283 :本当にあった怖い名無し:2009/11/21(土) 19:49:49 ID:wnBXoHdP0
境内に着くと、もちろん、そこにTさんはいなかった。
娘は
「おとーさんはこの神社が大好きなんだって。いつも美優より先に着てるよ。」

その言葉を聞き私は思い出した。この神社は高校時代、よくTさんと立ち寄り、始めてキスしたのもこの公園。
私は、娘の前で号泣した。むせる様に泣いた。
娘はポカーンとしていた。
私は娘を抱きしめ、謝った。
「ごめんね。」と。

Tさんが死んだ事を受け入れられず、多感な年頃の娘の相手もせず、毎日クヨクヨ生きていた自分自身が恥ずかしかった。
Tさんは死んでも、娘の遊び相手になって。
私は死んだTさんにも苦労をかけていた。


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