×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
先週の商店街の福引きで映画のチケットをもらった。
聞いた事のない作品だったが、ここ何年か、もっぱらレンタルビデオの世話に
なりっぱなしだったので、たまには気分転換になるだろうと思い足を運ぶ事にした。
映画館に到着すると既に予告が始まっていたので、
暗がりの中、俺は目を馴らしつつ席についた。
日曜にもかかわらず数える程度の集客に奇妙な違和感を感じながらも
映画に集中しようとスクリーンに目を向けた。
映画もクライマックスを迎えようとした頃、俺は更なる違和感に襲われホールを見渡した。
すると最前列に居る客1人と俺を残し忽然と姿が消ている!
慌てて立ち上がろうとしたが
「何か」
に襲われ俺は意識を失った。
次の瞬間…
「破ァーーーー!!」
とゆう叫びと共に目を閉じていても分かるほどの眩い光にホールは覆われた。
意識の戻った俺の横には、寺生まれのTさんが
後方の映写機に向かって青白い光線を放っている!
「危なかったな。お前はもう少しで睡魔という悪霊にとり憑かれて
クライマックスを見逃すところだったぜ。巻き戻したから最初から観るんだな」
そう言ってTさんは最前列に戻った。
上映中に皆帰ってしまうような駄の映画を、もうワンターン観ようとしているTさんを
残し俺は映画館を後にした。
改めて寺生まれってスゴイ暇なんだなぁと思った。
PR
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック