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ある日、平穏な家庭に赤ちゃんが一人産まれました。
その赤ちゃんは驚いたことに、産まれたばかりですぐに言葉を発したのです。
第一声は、 「おじいちゃん」でした。おじいちゃんはひどく喜び、涙を流したそうです。
ところが次の日、おじいちゃんは死んでしまいました。
赤ちゃんはまた、言葉を発しました。 「おかあさん」と。
そして次の日には、おかあさんが息を引き取りました。
おとうさんは震え上がりました。どうすればいいんだろう・・悩みに悩みました。
一時は子供を殺す事まで考えましたが、さすがにそれは出来ませんでした。
そして、ついに赤ちゃんは言いました。「おとうさん」と。
突然隣のアパートに住むTさんが現れ、破ァ!という掛け声とともに青白い光線を放ちました
光が子供を照らすと、子供の口から黒い靄のようなものが吐き出されました
「危なかったな。いや、本当に危なかった」
Tさんは玉のような汗をぬぐうと、そのまま出ていきました
よくわからなかったが、寺生まれってすごいと思いました
その後、子供とお父さんは仲良く暮らしましたとさ
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