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435 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 16:49:43 ID:UWwYq1iM0
超お金持ちで、顔もかなりいい男と3年近く付き合ってた。
ある日、大切な話があるといって呼び出され、
「ついにプロポーズかな?」と胸をトキメかせたものの、いつもは高級レストランなのに、
その日はなぜかファミレス。
他愛もない話を少しして、彼が突然こう切り出してきた。
「実は事業が失敗して、かなりの額の借金を抱えてしまったんだ」
幸せ一杯だった私の頭はパニックを起こし、それ以降の彼の言葉を全然覚えてないよ。
帰宅後、彼から電話があり、これからも変わらず付き合っていけるよね?
と聞かれたけど、私はなんだか怖くなって
「今は私のことより事業を立て直すことに専念して欲しい」
と思わず言っちゃった。
それ以降彼とは疎遠になり、結局別れてしまった。
それから2年くらいして、友達からその彼が結婚したのを聞いた。それよりショックだったのは、
彼の事業は順調そのもので、失敗などしていないと聞いたことだった。
私もしかして試されてたのかな?(つд∩) ウエーン
好きだったのに、どーして支えてあげようと思わなかったんだろ。
でも、こんなのってヒドイよ!
「お前がな。」
その時、物陰からぽつりと呟いたのは霊感が強いTさんだ!
「ふられた腹いせに呪いをかけようなんて真似、俺は見逃さん!破ぁ!!」
叫ぶや否や手から眩いばかりの青白い閃光が勢いよく飛び出す!
女はこの世の者とは思えない叫びをあげる…。
「お前には金目当てで寄って来られる男の気持ちなんて分からないだろうよ。」
Tさんは煙草に火をつけつつ、「金がなくなったとしても支えられる女になって出直して来な。」
そう言い残し去っていった。
寺生まれってスゲェ、改めてそう思った。